国際文化研究所(IRI)の公開講座が開かれ、「極小主義と統語変化」をテーマに熱心な議論が交わされました

 「極小主義と統語変化」をテーマにした国際文化研究所(IRI)主催の第8回IRI言語・文化コロキアムが1月28日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれました。オンラインでも配信され、学者や学生ら約100人が、極小主義の視点から主語と節構造の統語変化をめぐる問題の議論に耳を傾けました。


▲会場とオンラインで約100人が耳を傾けました

 シンポジウムには、富山大学の小池晃次講師▽島根大学の縄田裕幸教授▽名古屋大学の田中智之教授がパネリストとして参加しました。

 冒頭に国際文化研究所長の大室剛志教授が「卓越した3人の学者に来ていただきました。経験的言語事実と一般言語理論のバランスの取れたシンポジウムとなることを期待しています」とあいさつしました。


▲発表する縄田教授


▲発表する田中教授

 田中教授が司会を務めたシンポジウムでは、最初に小池講師が「英語における主語の繰り上がりに関する通時的変異」をテーマに発表しました。続いて、縄田教授が「英語関係節の結合と縮約再訪」、田中教授が「英語史における小節の構造変化と受動虚辞構文の歴史的発達」について持論を展開しました。


▲会場では熱心に耳を傾けていました

 シンポジウムに続いて質疑応答があり、会場やオンラインで議論を聞いた参加者から質問や熱の入った意見が出ました。
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