学生キャリアサポーターが始動 第3回就職ガイダンスで企画を実施しました

 大学3年生を対象にしたキャリアセンター主催の第3回就職ガイダンスが7月4日、中宮キャンパス・谷本記念講堂で開かれました。今回は、就職活動を終えた4年生の学生らでつくる「学生キャリアサポーター」が初めてガイダンスを企画しました。


▲業界・企業研究についてプレゼンテーションする近藤健汰郎さん

 今回のテーマは「業界・企業研究」。外国語学部英米語学科4年で国際物流企業から内定を得た近藤健汰郎さんが、学生キャリアサポーターを代表してプレゼンテーションしました。


▲参加者は近藤さんの話に熱心に耳を傾けました

 近藤さんは、業界研究のやり方として、①業界地図を見る②合同説明会に参加してみる③ユーチューブで見てみる――の3点を挙げました。

 企業研究については、まず「イベント活用ノート」を使うことを勧め、大事なポイントをつかみ、業界研究のやり方を身に付けることができる利点があると話しました。続いて、同じ業界の企業3社程度を比べる方法について解説しました。比較する内容として、主な事業、長所・短所・最新のニュース、自分にとって重要な事柄を取り上げ、「面接のとき、なぜこの企業を選んだのか聞かれるのでしっかり準備したい」と強調しました。

 このほかインターンシップについて、参加することで、早期選考を受けることができ、社内の雰囲気を知ることもできるメリットがあると話す一方、「採点されていることもあるから警戒したほうがいい」と注意を促し、マナー、服装、髪型を例に挙げました。


▲内定者質問会に登壇した(手前から)石田しずくさん、田辺こころさん、近藤健汰郎さん、捨田利優さん

 この後、「内定者質問会」として、近藤健汰郎さんと、ホテル業界に内定した石田しずくさん(外国語学部英米語学科4年)、教育業界に内定した田辺こころさん(同)、専門サービス業界に内定した捨田利(しゃたり)優さん(同)の4人が登壇し、質問に答えました。


▲会場からも質問が出ました

 その業界を選んだ理由について、捨田利さんは「仕事を通して幅広い年代の方のサポートをしたいと決めました」と答えました。いわゆる「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)についての企業の質問に関し、石田さんは「サークルにも入らず、特別なことはしていませんでしたので、『授業に専念した』と答えましたが、それなりに評価していただきました」と話していました。

 参加者からは、ホテル業界の中でも、そのホテルを選んだ理由は何か、教職課程を履修した場合、教育実習と就職活動の比重をどうするのかといった質問が出ました。

 学生キャリアサポーターは、外大生が知りたい情報を学生目線で提供し、就職活動を支え合うことを目的に、9人が今年5月から活動を開始しました。9月、10月に開催する就職ガイダンスでも企画を実施する予定です。
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