晴天の第1回オープンキャンパスに1800人


▲参加者をエアライン演習室に案内し、説明するガイド役の留学生 

2015年度の第1回オープンキャンパスが4月26日、中宮・学研都市の両キャンパスで開かれた。晴天に恵まれ、昨年の第1回とほぼ同数の約1800人が参加。このうち約340人がバスに乗って、学研都市キャンパスを訪れた。中宮の教室では様々な科目の体験授業があり、高校生らは一日外大生を満喫。入試対策や留学制度の説明などには、続々と保護者らが訪れた。国際交流センターでの「留学生と話そう」のコーナーでは、留学生のフレンドリーな受け答えに、高校生たちは留学への興味が高まった様子だった。
 
▲アルゼンチン出身の留学生は、サッカーの話題で高校生と仲良しに

谷本記念講堂でのオープニングセレモニーで、谷本義高大学学長は留学がカリキュラムに組み込まれている英語キャリア学部と英語国際学部の2学部について特色などを説明。「英語国際学部は3年後に新キャンパスに移転する予定です」と語り、中宮と近接する「御殿山キャンパス(仮称)」の計画にもふれた。入試概要説明では、2016年度入試から導入されるWeb出願について、嶌岡忠彦入試部次長が出願の際の4つのステップを示し、「簡単でスピーディーに手続きができます」と話した。
在学生のメッセージでは、米国・マサチューセッツ大学アムハースト校に1年間留学し、国際関係論を学んだ伊藤愛さん(外国語学部英米語学科4年)が「この大学は、サポートしてくれる人がたくさんいて、チャレンジする学生にチャンスを与えてくれます」と留学時の体験談を交え、高校生たちを励ました。


アギュラー講師の体験授業はオールイングリッシュ

午後からの体験授業で、今年度外国語学部英米語学科の早期留学直結プログラムを担当するD.P.アギュラー講師は、「Who」から始まる簡単な疑問文を2つ例示。答えの「S+V+O」の構文を示し、主語か目的語か、尋ねる対象が違えば文の構成も異なることをオールイングリッシュで説明した。
 
アルゼンチン出身の留学生は、サッカーの話題で高校生と仲良しに 

国際交流センターの「留学生と話そう」には、高校生のグループらが切れ目なしの人の列。アルゼンチンから留学中の女子学生は同国代表のユニホームを着て、「メッシを知っていますか」などと英語で話しかけ、サッカー好きの高校生と話がはずんだ。また、キャンパスツアーのガイド役も留学生。おそろいのTシャツを着て参加者の先頭に立ち、覚え立ての日本語に英語を交え、旅客機内を再現したエアライン演習室など中宮の必見スポットを案内した。


▲学研では、PBL授業を体験した学生が企業への提案内容などを説明 

学研では、中宮からのバスから降りた参加者はまず、名物の焼きたてパンと飲み物を手に取って会場へ。PBL(課題解決型授業)を紹介する教室では、西田透教授とキャリアセンターの松村博之課長が授業の流れや就職活動について説明。昨年度の授業に参加した4年次の学生が企業に提案した内容などを話した。
また、中国文化の体験コーナーでは、本学孔子学院のスタッフが扇を使った太極拳の舞いを指導。音を立てて扇を開閉させながら全身を使って舞うコツを伝授した。参加者にはお土産として中国のお守りなどのグッズをプレゼント。「一路平安」と書かれた旅の安全を祈るお守りなどを手にした高校生らから歓声が上がった。

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