集客への学生提案は 短大部PBL2クラスの代表がプレゼンテーション

 短期大学部の有本昌剛教授と森常人講師が担当する「サービス・ホスピタリティ特別研究G(フューチャーデザイン)」で、課題解決型授業(PBL)を履修するクラスが1215日、中宮キャンパスで谷本榮子理事長(短大部学長)、谷本和子同副学長、企業関係者を前に、企業への提案内容をプレゼンテーションした。谷本理事長は「この授業を通して、常に問題意識を持って物事を踏み込んで考える習慣をつけてほしい」と、講評した。

▲企業へのプレゼンテーションに臨む短大部2クラスの学生

 企業が抱える課題に学生アイデアを提案する短大部のPBL秋授業に1、2年生が合同で取り組んだ。有本クラスは大阪コロナホテルと、森クラスはアマーク・ド・パラディICCと協働。コロナホテルでは「インバウンド(訪日客)に満足してもらうには」、アマークは「閑散期を乗り越え客足を伸ばすには」の課題が与えられ、学生たちが議論。各クラスの代表グループが発表した。

 各グループの提案は▷森クラス「ニッパチ大作戦」=学生が長期休暇をとる2、8月を乗り切るために、2月にトルティーヤ風恵方巻を提供。来年8月は五輪企画としてメニューにブラジル料理を取り入れる▷森クラス「ICCのスペースを活用」=中庭やライティングセンター、空き教室を使ってランチタイムで足りない店のスペースを補う▷有本クラス「訪日客に日本文化の体験を」=和菓子作りや茶道など体験型イベントを取り入れる▷有本クラス「パンフレット作戦」=観光地、グルメ、土産品情報をパンフで提供。

 松田理紗子・大阪コロナホテル支配人は「宿泊客向けパンフレットは時間をかけて良く出来ていた。すぐにでもお客様に提示できる」。北林大征・アマーク店長は「問題を解決するための頭の運び方を学んでくれたことがよかった」と講評。最後に、谷本理事長が「今後、PBLのような授業を多く取り入れる大学にしなければいけない」と、成果を称賛した。

▲プレゼンテーションを振り返り講評する松田理紗子支配人

▲北林店長はホテル向けのパンフを掲げて評価した

▲「常に問題意識を持って考える習慣をつけて」と話す谷本理事長

一覧を見る