インターンシップに積極参加を 説明会に多数詰めかける

 夏期インターンシップ説明会が、中宮キャンパスで5月9、1011日、学研都市では同101112の各3日間開かれ、インターンシップ(就業体験)の必要性、学校推薦などの種別、応募方法など基礎知識について説明があった。また、今年の春休みに国内外のインターンシップに参加した学生が体験談を報告した。中宮、学研都市の両会場とも連日、椅子席が足りない状態で、学生のインターンシップへの関心の高さを示した。

▲中宮マルチメディアホール会場では空きスペースで聴講㊤ 学研都市キャンパスの教室も立ち見の学生も㊦

 説明ではインターンシップについて、学生が在学中に企業や官公庁・団体などで将来のキャリアに関連した仕事を体験学習することで、アルバイトとは大きく違う点などインターンシップに参加する意義を説いた。また、中宮では3日間で2千人近い学生が聴講。学研都市も約500人が参加し、いずれも昨年に比べ聴講学生数が大幅に上回ったことから、両キャリアセンターでは応募者も大きく増えるとみて「1社のみの応募だと参加できないケースもある」として、複数の応募を呼びかけている。

 中宮では3日間で20人の学生がインターンシップ体験を報告。「ゼロの知識で参加したが、すべてが学習だった。インターンシップに自信がない人でもチャレンジしてほしい」(外国語学部英米語学科3年、藤原咲季さん=ホテル業界)、「モックアップ(航空機の実物大模型)での研修だったが、客室乗務員になる自信がついた。1年生で参加したが、早めに参加した方がいい」(同2年、高井桃茄さん=外資系航空会社)、「強風で離島便の遅延が多く、対応の仕方が分からないことが多かった」(同3年、堀部由起さん=国内航空会社)。

▲中宮では3日間で20人の学生が体験報告

 学研都市では、5人が報告。「空港ではそれぞれの部署の連携が重要。何となくインターンシップに参加するのではなく、目標を持って分からないことはとことん周りの人に尋ねること」(国際言語学部4年、福島実香さん=国内航空会社)、「参加して粘り強い人間になった。責任感が身についたことも成果」(英語国際学部3年、西中理乃さん=ホテル業界)。

▲学研都市の2日目に体験報告した福島実香さん㊧と西中理乃さん

 最後にキャリアセンターから▽大学行事日程と研修のスケジュール管理を正確に▷「感謝」の気持ちを忘れず、マナー・ルールを守る▷途中棄権は絶対にしない―など参加に向けての注意事項をあげた。

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