特殊詐欺防止啓発動画に出演の大塚誠さん(英語国際学部)に枚岡警察署が感謝状贈呈

 特殊詐欺防止の啓発動画に出演し警察の防犯活動に協力したとして、英語国際学部の大塚誠さん(3年)が29日、中宮キャンパスで枚岡警察署の久保敏署長から感謝状を贈呈されました。大塚さんは「初めての経験で緊張しましたが、ご指導のおかげで良い動画に仕上げていただきありがたいです」と喜びを語ったうえで、「もともと警察官志望だったのですが、なりたいという気持ちが一層強くなりました」と話していました。


▲久保敏署長から感謝状を受け取った大塚誠さん(右)

 動画のタイトルは「甘い誘いにご用心、防ごう未成年の詐欺加担」。昨年、大阪府内で299件の特殊詐欺事件が発生していますが、そのうち約4割で未成年者が関わっていました。キャッシュカードなどを被害者から受け取る「受け子」になるケースが多く、SNSで「楽に稼げる仕事」などと勧誘されて軽い気持ちで引き受けてしまうそうです。
 大塚さんはその「受け子」役として出演しました。「簡単に稼げるバイトがある」というSNSの募集に応じて、高齢者からキャッシュカードをだまし取る特殊詐欺に加担してしまい、途中でやめようとしても「個人情報をばらまいてやる」と脅されるストーリーです。特殊詐欺グループは暴力団やいわゆる半グレがほとんどで、最も捕まる可能性が高い「受け子」や「出し子」を未成年者にさせるケースが多いようです。


▲自分自身が登場した場面を初めて見た大塚さん(右)。本学卒業生で現在枚岡署地域課に勤務する村田彩巡査長(中央)も視聴しました

 久保署長は「特殊詐欺は話しただけではなかなか分かってもらえません。実際の映像で納得していただくきっかけになればと思います」と述べ、「俳優として出演してとても役に立ってもらいました。こういう機会にぜひ、1人でも多くの学生さんに警察官という仕事への関心を深めていただければと思います」と話していました。


▲「特殊詐欺が撲滅できれば」と話し合いました

 大塚さんが出演した啓発動画は、YouTubeの「甘い誘いにご用心!防ごう未成年の詐欺加担」
https://www.youtube.com/watch?v=32P3aDZvUYM
で視聴することができます。
 
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