定期演奏会を控えた吹奏楽部のメンバーが、専門家の先生方から指導を受けました
吹奏楽部は今年、創部45年を迎えましたが、外部から専門家を招いて指導していただくのは初めての試みです。
自身もチェロ奏者である同部部長の松田健・外国語学部教授が、大阪音楽大学の松下浩之先生(トロンボーン)と同大学の飯守伸二先生(サクソフォーン)、京都フィルハーモニー室内合奏団の越川雅之先生(打楽器)に依頼するかたちで実現しました。
▲越川雅之先生の打楽器レッスンの様子
指導はセクションごとに分かれて実施。クラブ館4階の第1練習室で行われた打楽器のレッスンでは冒頭、越川先生が「極力、練習用パッドを使わずにスネアドラムで音を出すようにしてください」とアドバイス。
部員たちは、「船乗りと海の歌」のパート演奏や来年以降のコンクール課題曲のコツについて教わりました。
▲松下浩之先生からトロンボーンの指導を受ける部員たち
トロンボーンのパートレッスンは、同館2階のミーティングルームで行われました。
基礎練習を行った後、部員がスラー(2つ以上の音符に付けられた弧線記号で、音と音を滑らかにつなげて演奏すること)について質問したのに対し、松下先生は「トロンボーンはフルートと同じで息の入れ方によって音階が半音上下するようにできているので、息の流れを意識することが大切」とアドバイス。部員たちは真剣な表情で聞いていました。
▲管楽器のセクションレッスンをする飯守伸二先生
木管楽器は、同館1階の学生ホールで指導が行われ、飯守先生がパートレッスンとセクションレッスンを行いました。
チューナーを見ながら音合わせをする部員たちを見て、飯守先生は「チューナーは絶対に必要ですが、音合わせは最初から機械に頼らず、自分の感覚で調整することが大事」と話し、「音程がずれても音量を小さくせず、そのままの音量で同調させるように」と指導。部員たちは音合わせの基礎練習に熱心に取り組みました。
▲マルチメディアホールで行われた金管楽器の全体練習
この後、金管楽器担当の部員たちはマルチメディアホールに移動し、松下先生から定期演奏会で披露するマーチなどの楽曲についてセクションレッスンを受けました。
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