「親と考える就活成功のポイント」3年生の保護者向けに進路懇談

学部3年生の保護者を対象にした合同の「進路就職懇談会」が9月26日、中宮キャンパスの谷本記念講堂と国際交流センターの2カ所を会場に開かれ、約250家族の350人が参加した。キャリアセンターからは、現在4年生の就職活動の状況について「学生にとってフォローの風が吹いているが、大手企業の選考が終息したあと、中堅・中小企業が9月以降も継続採用しており、就活は長期化している」と説明。来年の就職環境については、「今年と似たような状況で進むのではないか」とみている。しかし、「企業の採用意欲が高いとはいえ、企業への応募など自分から積極的に行動しないと、就職はできない仕組みになっている」と、早期に就活準備をスタートさせることを促している。
続いて、内定を得ている4年生4人が就活の経験談を話した。▷英語キャリア学科・小野こづみさん(情報通信)は「受けた会社の予備知識が少ないことを人事の人にすぐ指摘された」▷外国語学部英米語学科・赤阪美智子さん(銀行)は「エアラインやマスコミなど10社でインターンシップに参加し、万全の準備をしていた」▷同スペイン語学科・森翔太郎君(商社)は「大手ばかり受験していたが、書類通過の厳しさを痛感した」▷国際言語学部・前周作君(旅行業)は「旅行業務取扱管理者の資格を持っていれば、どこにでも就職できると思っていたが甘かった」―と苦労話などを話してくれた。


4年生が語る座談会で、「学生生活の過ごし方や就活の経験談」を披露した

個別相談会では、番号札を手に順番を待つ人たちで溢れた。相談に臨んだ父親は「娘が留学から12月に帰国するが就活に間に合うか」と尋ね、奈良県から学生とともに参加した保護者は「どの業界に就職すればいいのか定まらない。子どもは業界の見極め方が分からないようで、どうすればよいか。自己分析も難しいようだ」と話していた。




真剣な表情で個別相談に臨む保護者ら。長い順番待ちができていた

一方、国際交流センターでは、21組の家族が留学相談に臨んだ。
保護者からは(現在留学中で)卒業後もまた留学に行きたいと言っているが、それでも大学のサポートはあるのか「4年生で留学するが、その間の教職科目はどうすればよいのか」「就職には留学する方が優位に働くか―など熱心に尋ねていた。


留学相談には国際交流部職員7人が丁寧に質問に答えていた
一覧を見る