「決して早くない」 1年生向け保護者進路・就職懇談会で激励


▲次々と受け付けを済ませる保護者の方々

英語キャリア、外国語両学部の1年生とその保護者を対象にした「保護者進路・就職懇談会」が6月6日、中宮キャンパスの谷本記念講堂と国際交流センターで開かれた。入学したばかりで進路のことはまだ先と考えたり、将来に不安を抱く保護者・学生に早めの将来設計を考え、1、2年生をどう過ごすのか助言することを目的にこの時期、開かれた。約550人の保護者と学生は就職、カリキュラム、留学制度の説明を真剣に聞いていた。


▲「充実した学生生活の過ごし方」に答える4年生4人

 


▲じっくり時間をかけて相談する保護者ら


▲留学制度について質問が続々。会場は満席  

第1部では、キャリアセンターの末包厚喜センター長(外国語学部教授)が、「自分の将来方向と目標を決め、その実現に向けて具体的な計画を立て、取り組んでほしい」と激励。続いて留学制度について国際交流部の小谷克則副部長(外国語学部教授)が多彩な留学プログラムについて示した上で、留学するには▷明確な目標と意志を持って▷体力、精神力ともに健康で臨んでほしい―と話した。キャリアセンターから森田眞一次長が▷みなさんが就職活動の準備をスタートさせる3年後の景気動向は予測できない▷2人に1人が大学を出る時代、就職活動は楽にはならない▷就職したい企業・仕事には多くの応募者が集中する―など、楽観できない3年後の就活環境を説明した。

続いて、就活中の4年生4人が登壇。「充実した学生生活の過ごし方」について藤岡弘樹キャリアセンター主任のインタビューにこたえる形で進められた。 Q.1、2年生をどう過ごしたか A.「カリキュラムが多いので学業重視だった(英語キャリア学部・崎山瞳さん) Q.留学について A.「留学を経験したことでTOEICが200点も急激に上がった(英米語学科・都木杏さん)。スペインの空港でトランクケースを盗まれ、警察ではスペイン語で状況説明し、ハプニングだったが行動力に自信がついた(スペイン語学科・小倉綾華さん) Q.インターンシップについて A.ホテルで体験したが、お客さんのことも考え、スタッフのことも考えて働くと、仕事はうまくいくことが分かった(スペイン語学科・口野康宏くん)。


▲学生ラウンジも使って質問に応じた 

国際交流センターには、留学について尋ねたい保護者らが集合。会場となった1階学生ラウンジ、2階の教室とも満席。保護者からは矢継ぎ早に質問が続き、関心の大きさを示した。講堂の就職相談ブースでは、山口県からやってきた保護者と同席した英米語学科の学生は「中学生の時からキャビンアテンダント(CA)になると決めていて、そのために外大に入りました」。保護者は「やると決めたのなら、夢を叶えてほしいです」と後押ししていた。

 

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