海外協定校からの留学生の修了式が開かれ、留学生別科で学んだ30カ国・地域の503人が履修証書を手にしました

 海外協定校からの留学生の修了式が5月27日、御殿山キャンパス・グローバルタウンの谷本ホールで開かれました。留学生別科で学んだ留学生が履修証書を手にしました。


▲503人の留学生が巣立っていきます

 この日修了したのは、米国からの留学生318人のほか、カナダ30人、フランス20人、オーストラリア17人、スウェーデン15人、メキシコ11人など30カ国・地域の503人です。

 最初に大庭幸男学長から履修証書が授与され、履修生を代表して香港大学のウ・ゲン・リンさんに手渡されました。


▲履修証書を手渡されるウさん

 続いて大庭学長が英語で式辞を述べました。「日本では戸惑ったことがたくさんあったのではないでしょうか」と問い掛け、「私はときどき、戸惑うことは良いことではないかと思うときがあります」と話しました。

 米国では卒業式に〝commencement〟という言葉を使い、日本では〝completion〟という一見すると正反対の意味にとれる言葉を使います。「自分自身が戸惑いました」と話し「commencementは新たな知識や経験への次のステップへの始まりを意味しています。皆さんが次のステップにcommencementすることを誇りに思います」とエールを贈りました。


▲式辞を述べる大庭学長

 また30年前に留学生別科で学び現在エデルマン・ジャパンの社長を務めるメイゲン・バーストウさんが、の5つのアドバイスを紹介し、「たとえ暗闇であってもすばらしい人生は仲間がいればつくることができます。皆さんは外大でそんな仲間をつくりました」と祝辞を述べました。


▲祝辞を贈るメイゲンさん

 留学生別科で日本語プログラム・ディレクターを務める鹿浦佳子教授が送辞を述べました。「にあいます」と「においます」の違いなど日本語学習をユーモアたっぷりに振り返りながら、「外大で一番良かったことはたくさんの仲間ができたことです。絆、ご縁、友情は宝物です」と修了生たちを讃えました。


▲送辞を述べる鹿浦教授

 これに対し米国・コロラド州立大学のブレイク・ティタソントンさんが日本語で答辞を述べました。ブレイクさんは関西外大への留学を「自分のコンフォートゾーンから飛び出す今までで最高の決断でした」と振り返り、「一人一人経験したことは違っても大きな自信を得たのではないでしょうか」と話しました。

 そして「帰国後に日本での経験を振り返ったとき自分がどれだけ成長したかわかるでしょう」と述べ「来年の5月に大学を卒業したら必ず日本に戻ってきます。関西外大での経験は役立つと思います」と決意を示しました。


▲答辞を述べるブレイクさん

 このほか、留学生別科で指導に当たるイ・ヒョンジュン教授、スコットC.M.ベイリー准教授、福池秋水准教授に、大庭学長から学長賞が授与されました。


▲学長賞を授与された(左から)福池准教授、ベイリー准教授、イ教授と大庭学長


▲贈られた学長賞の盾
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