オープンキャンパスが御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれ、1770人が来場しました。夏季は7月22、23日(土、日)、8月6日(日)に開催します

 2023年度2回目のオープンキャンパスが6月18日、御殿山キャンパス・グローバルタウンで開かれました。2024年4月開設予定の新学科の説明や、体験授業、「Global Commons 結 -YUI-」の見学ツアー、キャンパスツアー、外大生と話そう、入試や留学などの個別相談など盛りだくさんのメニューがあり、1770人が来場しました。





●外大生がスピーチ●

 谷本ホールで開かれたオープニングでは、英語国際学部4年の田代優太さんがカナダへの留学体験などを交え「なぜ外大を選んだのか」「どのようなスキルを身に付けたのか」を高校生にアピールしました。田代さんは「粒ぞろいで粒違いの仲間や先生がバックアップしてくれます。全力で夢中になって学べる環境を支えてくれる大学です」と訴えました。


▲4年生の田代さんが思いを熱く語りました

●国際日本学科を知ろう●

 2024年春、外国語学部に開設予定の「国際日本学科」(設置構想中)について知ってもらおうと、「やさしい日本語のつくり方」を模擬体験しました。福池秋水准教授が、故障したエレベーターのチラシを素材に「文は短く、単語や文法はやさしくして」などとポイントを説明し、高校生たちは日本語が十分理解できない外国人に向けた日本語文の作成に挑戦しました。

 福池教授は「お互いにやさしい日本語を使うことで、早い段階から交流ができるし、たくさんの人とコミュニケーションができます」と述べ「自分の日本語を見つめ直してブラッシュアップすることが大切です」と話しました。


▲やさしい日本語のつくり方を経験しました

●未来キャリア英語学科を知ろう●

 短期大学部で2024年4月に新設予定の「未来キャリア英語学科」(設置構想中)に関心を持ってもらおうと、現役の短大生が参加して短大の魅力をアピールしました。有本昌剛教授が、カリキュラムやさまざまな資格を取得できるメリットを説明し「夢を実現する2年間、夢と出会える2年間です」と述べました。

 現在2年生でホテル業界への就職が内定している木曽京夏さんは「自分の納得のいく進路決定ができました」と就職活動を振り返り「学校の支援が充実していて、手厚いサポートを受けることができました」と話しました。


▲現役の短大生も参加してアピールしました

●哲学の授業を体験●

 英語国際学部の戸谷洋志准教授が「SNSとリアルな人間関係はどこが違うのか-哲学から問い直す」をテーマに授業しました。

 戸谷教授は「哲学は当たり前を問い直す学問です」と前置きし「暗記するのではなく、自分で考える時間を重視しています。マンガや音楽など身近な題材をテーマに学生同士の対話を大切にしています」と実際の授業を紹介しました。続いて「既読スルーと未読スルーはどちらが相手を傷つけるか」をテーマに、4~5人ずつに分かれて実際にグループワークを行い〝哲学的な思考〟を体験してみました。


▲グループワークで〝哲学〟を身近に経験しました

●国際共生学部の授業を体験●

 国際共生学部のサビーン・テポ教授が「The Iceberg of Culture」をテーマにオールイングリッシュで行いました。「日本語は厳禁です」と前置きし、「日本の文化の例を挙げてください」と呼びかけると、出席者から「Temple」「Kimono」などと次々と回答が出ました。

 テポ教授は、文化には氷山のように水面上に見える部分(見たり、聞いたり、触れたりできる要素)と、水面下の見えない部分(思想、信念、規則など背景となる要素)があると紹介しました。そのうえで、Raising children、playing the shamisenなど15の日本文化を例にどちら側に属するかを考えさせ「見えない部分はずっと大きく、文化にとって重要な要素になります」と指摘しました。


▲オールイングリッシュで日本の文化について考えてみました

●外大生と話そう―国際共生学部●

 「外大生と話そう」の国際共生学部のコーナーでは、1年生7人が対応しました。

 中嶌菜々さん(兵庫県立国際高校出身)は入学の動機や授業の雰囲気などを高校生から聞かれ、「オールイングリッシュの授業にひかれました。第1期生ということで先生方が力を入れてくださっていて、すごく楽しいです」と話し、「やりたいと思うならぜひチャレンジしてください」と受験を勧めました。また、「国際共生の好きなところ」と題した展示コーナーも設けられ、「授業が楽しい」「先生との距離感が近い」など学生のコメントが並びました。


▲中嶌さんの熱のこもった説明に熱心に耳を傾けました

●短大生と話そう●

 中宮キャンパスでは短期大学部の学生が赤いシャツ姿で相談に応じました。

 「就職する人と4年生大学に編入学する人の割合はどれぐらいですか」「就職先はどういうところが多いのですか」など、卒業後の進路に関する質問が目立つ一方、来年4月に開設予定の未来キャリア英語学科に関心を示す高校生もいました。


▲短大生が短大の魅力を思う存分伝えました

 
一覧を見る