外大祭は2日間で1万人が入場しました/コロナ禍を乗り越えて祭典を満喫する4年生に聴きました

 外大祭は10月29日に2日目を迎えました。2日間で1万1053人が入場し、前年比2500人増となりました。

 
閉祭式では、実行委員長賞に吹奏楽部が選ばれたほか、発表展示部門と飲食模擬店部門で次のクラブ・サークルが表彰されました。
【発表展示部門】最優秀賞=BODY2↙▼優秀賞=フラメンコ部
【飲食模擬店部門】
最優秀賞=セパタクロー部▼優秀賞=サンパティック


▲閉祭式で表彰を受けた皆さん

 現在の4年生は、新型コロナウイルスの感染拡大で、入学した途端に構内への立ち入りが禁止されたため、オンライン授業で大学生活が始まりました。

 3年生の春学期に全面的な対面授業が復活するまでの2年間は、オンライン授業がメインとなり、クラブ・サークル活動も大きな制約を受けました。コロナ禍を乗り越えた大学生活を振り返りながら外大祭を満喫する4年生に聴いてみました。

 1、2年次は授業のほとんどををオンラインで受講した筝曲部の多田奈央さん(英語国際学部)は、「大学でコミュニティーを創れないまま3年になるのは悔しい」と、3年生になって筝曲部に入りました。

 高校時代に筝曲部に所属していて経験はあったものの、同学年の部員は他におらず、入部した途端に部長に就任しました。


▲筝曲を演奏する多田さん(左)

 「雪はな」など2曲を演奏した多田さんは「2年間のクラブ活動でしたが中身の濃い経験ができました。

 部長として部員のためにどのように活動していくのか考えたり、着物や筝の手入れなどを通じていろいろな人との関わりもできました」と話し、「すべてが上手くいったわけではありませんが、良い出会いを通じてさまざまなことが実現しました」と振り返りました。


▲筝曲部は「筝の葉」と題して演奏を披露しました

 2022年に主将を務めたセパタクロー部の米澤彩乃さん(英語国際学部)は、2年生の春に入部しました。

 入学して1年間は実家でオンライン授業を受け続け、2年になるのを機会に「先輩がやさしそうだし、未経験者でも入りやすそうだったから」と入部を決めました。しかし同学年はたった4人で、最も部員数の少ない学年でした。


▲たい焼きの粉を練る米澤さん(左)

 1週間前の全日本学生選手権では米澤さんのチームが3位を飾りました。

 クラブ恒例のたい焼きをつくりながら米澤さんは「今が一番楽しいです。4年になって初めて大学生になったような気がしています」と笑います。そして「コロナでできないことが多かったけれど、人と対面する楽しさや素晴らしさがよく分かったのは大きな収穫でした」と話していました。


▲セパタクロー部は外大祭恒例のたい焼きでアピールしました

 「1年次はオンラインで練習、アプリで合成した画像を自宅で見るだけでした。超寂しかったです」と話すのは、アカペラサークルVox Chordの滝本莉奈さん(外国語学部)と山本真悠子さん(同)。

 同期は4人だけで「電話で何回も〝もうやめようか〟と話していました」と苦笑しました。


▲ベビーカステラをつくる滝本さん(右)

 2年生になっても、教室と自宅をオンラインでつなぐサークル内の発表会だけでしたが、「1年生の新入部員と活動できるようになって〝もう少しやろうか〟と続けられました」と振り返ります。

 「4年間続けた同期が2人だけになりました。でも続けてきて本当に良かったと思います」と、グループ「SHELLY」で心地良いハーモニーをライブで披露しました。


▲グループで「真夜中のドア」を歌う滝本さん(左から2人目)と山本さん(同3人目)

 高校時代からの友人で外大ではともに国際交流活動に取り組む佐藤竣さん(英語国際学部)と于競尭さん(外国語学部)は、「南高二帥」としてSONICに出演し、中国語で「告白気球」など3曲を歌い、大きな歓声を受けました。

 SONICで中国語の歌が披露されるのは初めてで「2人で1カ月間、カラオケで一生懸命練習しました」と充実感にあふれていました。


▲「南校二帥」でSONICに出演した于さん(左)と佐藤さん(右)

 佐藤さんは「学校で友達と一緒に授業を受けることのありがたさがよくわかりました」と振り返り、于さんは「パフォーマンスが大好きなのでストレスが溜まっていました。でもこの2年間で発散できました」と話していました。

 そして2人は「最高のパフォーマンスができました。外大祭に感謝しています」とステージを満喫していました。


▲最高のステージになりました








 
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