留学生と外大生が〝マイカップヌードル〟づくりに挑戦し、日本発祥のインスタントラーメンの歴史や製法を学びました

 フィールドトリップを通じて留学生に日本の文化や習慣を知ってもらおうと取り組む外大生のグループ「Link-環-」が、3月17日に大阪府池田市のカップヌードルミュージアムを訪れました。

 留学生18人と外大生11人が参加して、インスタントラーメン発祥の地を訪ね、日本が誇る食文化であるインスタントラーメンの歴史を学び、オリジナルのカップヌードルづくりに挑戦しました。


▲オリジナルのデザインでカップを作ります

 カップヌードルミュージアムは、安藤百福が1958年に池田市の自宅の裏庭で世界初のインスタントラーメンを発明したことを記念して設けられました。チキンラーメンを発明した研究小屋が再現され、インスタントラーメンの歴史や世界のインスタントラーメンについて学べるほか、オリジナルのチキンラーメンやカップメードルをつくる体験ができます。


▲800種類のパッケージが並ぶインスタントラーメン・トンネルです

 留学生らは、マイカップヌードルファクトリーで、世界で一つのオリジナルの〝マイカップヌードル〟づくりに挑みました。自分でデザインしたカップに、4種類のスープから自分の好みの味を選び、12種類の具材から4つの具材をトッピングしました。


▲自分の好みのスープと具材をトッピングしています

 インスタントラーメンやカップヌードルが日本の発明であることを知らない留学生もおり、興味深そうに展示品を見た後、カップヌードルづくりを楽しみました。留学生の1人は「オリジナルのカップヌードルを作ることができてとてもうれしかった。またたくさんの人と知り合えて良かったです」と満喫していました。


▲世界で一つのオリジナルのカップヌードルが完成です

 マイカップヌードルづくりを終えた後、池田城跡公園を訪ねました。池田城は14世紀に創建されたと伝わり、平成に入って発掘調査が行われ整備されました。畿内で屈指の大城郭だったといわれている池田城をしのびました。


▲池田城跡公園も訪れました

 Linkのスタッフ、興梠沙季さん(英語国際学部2年)は「外大生と留学生がカップヌードルや池田城について興味をもっている姿を見れてうれしかったです。作ったカップヌードルを食べずに部屋に飾りたいという留学生もいて、世界に一つだけのカップヌードル作りを楽しんでもらえたんだなと思いました」と話しています。

 また、坂本梨莉さん(英語国際学部3年)は「カップヌードルのカップに日本の桜や池田城をデザインする留学生がいました。このトリップを通じて日本の思い出になるものを作ってもらえることができてとてもうれしかったです」と話していました。
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