就活ライターの石渡嶺司さんが講演 「就活って、何なの?」

 毎日新聞に「 “反“就活学」を連載している就活ライター・石渡嶺司さんを講師に招き6月16日、英語国際学部3年生を対象にした就職ガイダンスが学研都市キャンパスで開かれた。石渡さんは「企業から関西外大生はどう見られているか」など、英語国際学部に特化した課題を具体例をあげながら話した。

▲英語国際学部の3年生を前に就活について講演する石渡嶺司さん

 石渡さんは「聞き慣れない企業がなぜテレビコマーシャル(CM)を流すのか」。その背景は「学生の親に『うちの企業は名前は知られていなくても優良ですよ。ぜひお子さんに採用試験を受けさせてほしい』とアピールするためのCM」として、実在の優良な生産財・中間財のメーカー名をあげ、有名大手企業でなくても、企業研究を重ね優良企業を探すべきだと話した。また「学歴フィルター(難関企業の学歴選別法)」について、外大を外す企業は関西圏、全国区とも少ないとして、学生には「就活失敗は学生本人の努力不足。学歴フィルターのせいにするな」と戒めた。

 また「外大を企業はどう評価しているか」について▷全国から優秀な学生が集まっている▷エアラインにこだわらず、うちの会社に来てほしいと思っている企業は多い-として、学生が思っている以上に企業の評価は高いと結論づけた。英語国際学部の学生については、採用担当者の意見として「学生の多くは中宮とは違ったタイプ」と話した。

 石渡さんは最後に「学歴フィルターよりも怖いのはSPI対策。とくに数学が苦手」「新聞・ビジネス雑誌を丁寧に読む」。さらに▷大学のキャリア行事を軽視せず必ず参加する▷長期でも1日でもインターンシップに参加する▷他大学生と接点を持ち、他大学生とのやり取りに慣れること▷就活関連の本や記事を読むこと-を勧めた。

一覧を見る