カンボジアのロイヤルアカデミーと包括協定に調印


▲包括協定に調印し、握手する谷本理事長とカロ・テダ学長

谷本榮子理事長は3月15日から5日間、カンボジアを訪れ、国立研究・教育機関のロイヤルアカデミー・オブ・カンボジア(RAC、プノンペン)と包括的な連携協定に調印した。連携協力する事業は、▽学術研究、教育活動の協力▽学生の交流▽教職員の交流▽その他――が4つの柱。本学とカンボジアの大学との協定は初めてで、活発な交流が期待される。
 
RACは研究機関と教育機関を備えた国立の組織として1999年に設立され、カンボジアの文化や芸術、科学など幅広い分野で高度な研究と人材育成を行っている。総合大学として6学部と大学院を擁し、カンボジアの学術研究、教育の牽引役を果たしている。


▲シェムリアップ州の副知事(右から2人目)と会談する谷本理事長
 
谷本理事長は16日、RACのカロ・テダ学長らと会談し、包括協定書に調印した。あいさつの中で、谷本理事長は「相互理解を深め、今後の日本とカンボジアの両国の若者たちの人材育成と両国間の関係発展のさらなる前進、繁栄に貢献するものと確信しています」と将来の交流に期待をにじませた。
また18日には、有名なアンコールワットで名高い世界遺産・アンコール遺跡のあるシェムリアップ州の副知事とも会談した。
 
本学は昨年11月、学研都市キャンパスでRACの孔子学院長を務めるシャ・モニア博士を招いて、中国孔子学院本部創立10周年・関西外国語大学孔子学院創立5周年記念特別講演を開催。RAC孔子学院の設立5周年を記念して制作されたムービーでは、カンボジアの人たちが笑顔を浮かべながら熱心に太極拳や書法を体験する様子が映し出され、HSK試験や中国語教員養成講座など様々な取り組みが紹介された。
一覧を見る