枚方市立小学校3校で授業支援 女子駅伝部員

 女子駅伝部員が枚方市立小学校3校で1月下旬から2月中旬にかけて、児童たちに走法指導の授業支援を行っている。各校では本学学生の教育実習などに協力してもらっていることから、地域貢献の一環としての取り組み。市教育委員会の「枚方市立小中学校『まなびング』サポート事業」の「まなびングサポーター」としての学習支援活動も兼ねる。

▲枚方市立山田小で授業支援を行う女子駅伝部員の(左から)越水香菜美、髙山育実、冨士原きらりさん
 
 授業支援を行っているのは、市立中宮中学校区にある山田、中宮、明倫の3
小学校。山田小の児島優子校長と山本泰明・駅伝部監督、教職教育センター職員らとの交流の中で話が出て実現した。

 

 全部員13人が5グループに分かれ、山田小5年生と6年生、中宮小5年生、明倫小56年生合同の各クラスを対象に121日~218日の間、計12回の授業支援を行う。
 

 山田小では、部員の越水香菜美さん(英語国際学部2年)、髙山育実さん(同1年)、冨士原きらりさん(同)が5年生1クラス35人に、伊藤望さん(同1年)、田中愛里さん(同)、中島みなみさん(同)が6年生2クラス53人に各3回の授業支援を行う。

▲走法の指導を受け、運動場を走る山田小の5年生児童

 初回は1
26日、5年生の体育の授業時間に合わせ運動場で行われた。児童は3グループに分かれ、グループごとに越水さん、髙山さん、冨士原さんが指導に当たった。部員は「駅伝を見たことがありますか」などと打ち解けた雰囲気で声をかけ、「走るときは腕を動かすことも大事」「体の中心をまっすぐに」「アゴを引いて」などと説明しながら、アップを兼ねて走り方を教えた。



▲児童と走る髙山育実さん
 

 その後、児童全員で運動場を周回する10分間走に移った。部員から「楽しめるように走って」「苦しくても前を向いて」とアドバイスを受けてスタートした児童たちは元気よく完走した。


▲児童に声をかける冨士原きらりさん

 授業を受けた5
年生の上中田大志君は「おもしろかった。いつもは横腹が痛くなるのに今日は痛くならなかった。教えられたように足を上げて、腕を振ったら速く走れたような気がした」と言っていた。



▲児童たちの走りを確認する越水香菜美さん
 

 授業支援した越水香菜美さんは「最初の授業なので緊張し、ちゃんと教えられるか不安だったが、児童たちは何でも話に応じてくれてやりやすかった。逆に元気をもらった。次回はもっと準備をして取り組みます」と手応えを感じている様子だった。

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