オープンキャンパス  2014年度の参加者総数は1万3200人


▲企業のみなさんもプレゼンに聞き入った英語キャリア学部の「学修成果発表会」

今年度最後の第9回オープンキャンパスが12月20日、中宮キャンパス単独で開催され、高校生や保護者ら約650人が訪れた。これで今年度開催の全日程を終え、参加者総数は約1万3200人で、昨年度を約1660人上回った。最終回のこの日は、初めてのイベントとして英語キャリア学部の1期生(4年生)による「学修成果発表会」がマルチメディアホールで開かれ、招かれた企業関係者や在校生らを前に、8つのチームが4年間の学びの集大成としてプレゼンテーションを行い、その成果の内容、プレゼンの手法などを競った。
 
この日は、1月7日から願書受け付けが始まる本学の一般入試を控え、大手予備校講師による英語、国語の「一般入試対策講座」が開かれ、両講座とも受講者で大教室が埋まった。また、ネイティブ教員による体験授業や留学制度についても保護者が熱心に説明を受けていた。
 
英語キャリア学部の学修成果発表会は4年生6人と2グループが、質疑応答も含めて15分ずつ研究成果を発表した。終了後、谷本義高学長や企業の方々、1期生を4年間バックアップしたアカデミック・スタディアブロード・キャリアの3アドバイザーによる審査が行われ、“Japan’s Quest to Become a Top Tourism Location: The Potential of the Cruise Industry”と題してプレゼンした島岡正和君が最優秀に選ばれ、谷本学長から学長賞の賞状と副賞が贈られた。島岡君は専門研究科目で「国際教養」を選択し、卒業研究は森川長俊教授が指導。表彰式の後、クラスのみんなと記念撮影して受賞の喜びを分かち合った。
 

▲学長賞を受ける島岡正和君

島岡君は、少子高齢化が進む中で、高齢者に最もふさわしい観光の形として、船で日本・世界を回る「クルージング」を提案。内容が具体的で理解しやすく、環境問題や経済効果にもふれ、参加者の共感を呼んだ。日本語のプレゼンだったが、スライドの資料はすべて英語で作成していて、英語と社会科学をクロスオーバーさせる学修の成果を示すこともできた。
 

▲谷本義高学長、森川長俊教授も加わって島岡正和君と記念撮影

他の発表者・グループとテーマは次の通り。(敬称略)
◇藤田修人
An analysis of Hagrid’s accents and dialects in the Harry Potter film series
◇佐野夏香、西岡将生、福本悠樹、近藤栞
英語教育の改善のために
◇篠田有紗、大東理美、玉乃井美紀
アメリカ文学を読む
◇中澤廣紀
ネスカフェでブランド・コミュニティをつくれるか
◇大賀美穂
ソーシャルビジネスのモデル構築
◇段上美由紀
Assimilation of Japanese Americans: The Education, Occupational and Marital Conditions as a ‘Successful’ Minority
◇壹岐穂波
日系ブラジル人のアイデンティティー形成~日本人でもブラジル人でもある日系ブラジル人~
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