1~2年生対象に「業界研究」をテーマにしたガイダンスが開かれました

 就職活動に向けて1~2年生に業界を研究することの大切さを知ってもらおうと7月11日、第2回の「キャリア開発・キャリアガイダンス」が谷本記念講堂で開かれました。

 「どうして業界研究が重要なのか」「自分に合う業界をどのように見つけるのか」をテーマに、卒業生の講演も交えて参加者が耳を傾けました。

 
▲「幅広く企業研究を」とアドバイスしました

 最初に、キャリアセンターの職員が業界研究について説明しました。「外大生はサービス・ホスピタリティ業界への就職を希望する人が多いとのイメージがあると思います」としたうえで、「しかし、外大での学びや経験を幅広い業界で活かすことができるので、卒業生の活躍や自分の興味から幅広い業界で研究をしてください」とアドバイスを送りました。

 
▲ゲストスピーカーとして自らの経験を紹介した蔭山さん

 続いて、卒業後3つの業界を経験した蔭山空吾さん(外国語学部英米語学科2017年卒)が、ゲストスピーカーとして登壇し、大学時代を振り返りました。

 英語が流暢だったわけではなく、入学後に周囲の友達との英語力の差に戸惑ったといいます。英語力をあげて留学しようと決めてからは英語を猛勉強しました。シンガポールへの交換留学(現・リベラルアーツ留学)が実現し、留学でしっかりと身に付けた、「世界で戦える力」で就職活動に挑んだと話しました。

 
▲学生時代を振り返ってスピーチしました

 卒業後、「楽天グループ」「アサヒグラント」で勤め、現在はネスレ日本で勤務しています。3つの異なる業界での実体験を踏まえながら、業界の縮図を学生に紹介し、「様々な企業が手を取り合って1つの製品ができています。就職活動では業界をよく調べて考えることが大切です」と話しました。

 
▲自分と向き合うことが大切です

 就職活動のときの自分の軸は、社会で働き始めても変わらず自分の軸であり続けると説明しました。そして「3つのキャリアを歩んだ私は、就職活動時に導いた自分のコアな価値観に基づいて行動していると実感しています」「自分が心から喜びを感じたり、心が満たされたりする瞬間ってどんなときだろう?と常に考えて、今のうちから自分自身と向き合うことが大切です」とアドバイスを送りました。

 
▲積極的な質問が相次ぎました

 質疑応答に移ると参加した1~2年生からは、
 「業界が多すぎて、企業まで絞れない」
 「入社後、希望の仕事ができないときはどうすればよいか」
 「英語力を身に付けたおすすめの学習方法を教えてほしい」
 「ロジカルシンキング力をどのように身に付けたか」
 と質問が相次ぎました。
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