キンドリルジャパンの木村理恵さんを囲み座談会 「いまどきの働き方を語る会」

 外資系IT企業キンドリルジャパンの社員の方に業界の現状や働き方などについて語って頂き、学生が座談会形式で質問する「いまどきの働き方を語る会」が7月14日に中宮キャンパスで開催されました。

 講師は、キンドリルジャパンでプロジェクト・マネージャー職として働きながら、高校生と中学生の二児の母でもある木村理恵さん。座談会には学生7人が参加しました。 


▲学生に働き方について語る木村理恵さん

 まず木村さんから、日常生活の中で身近なATM(現金自動預払機)のシステムの仕組みを例に挙げ、「ITの力で企業を下支えするとともに、社会インフラを支えているのがIT企業です」と説明されました。また、キンドリル(Kyndryl)という社名の由来から、社員、お客様、パートナーといった人々との良好な関係を最優先として、長期にわたる関係を構築して育むキンドリルジャパンの姿勢についても紹介されました。

 木村さんは自身の就職活動について、当時は就職氷河期で当初希望していた業界・職種ではうまくいかず改めて考え直した結果、外資系IT企業を選んだとのこと。その理由としては、女性として長く働き続けることができそうだったこと、文系・理系の区別や専門知識がなくても新卒採用募集があったことを理由に挙げました。

 学生時代の過ごし方については、自分の引き出しを増やす時期とし、自分の趣味・趣向を大切にしてほしいと述べました。特に、語学力があると仕事をする上でチャンスが広がるとのこと。また、育児をしながら働いておられる経験から「日本人は完璧さを求めがちだが、やりすぎると辛くなる」とし、「周りに頼る自分を認めること。職場のチームメンバーや家族・パートナー達とのコミュニケーションが大切」と話しました。




▲学生からは多くの質問が出ました

 就職活動にあたっては、人生100年時代とし、例えば「育児をしながら働く」ことを考えるならば、妊娠から復職・育児にかけてどんな補助を受けられるのか、国の制度、会社の制度を調べた方が良いとアドバイスしました。

 学生からは、
「SE(システムエンジニア)になるのは難しいですか」
「長く働くことができる企業を選んだということですが、そう感じたのはどんなところですか」
「福利厚生はどうですか」
「ITに興味があり、勉強したいと思っていますが、留学などを考えると時間の余裕がない」
「社会人になる前にこれだけはやっておいた方がいいというものは」
など、次々と質問出ました。

 「社会人になる前に・・・」の質問に対し、木村さんは「自分の好きなことに打ち込むことが一番。将来、大学生活が楽しかったと思い返すことができるよう、好きなこと、考えることをやりきってほしい」と答えていました。 

 
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