留学生を対象に地元・枚方の歴史をテーマにした講座が開かれました

 留学生に、淀川の水運で栄えた江戸時代の枚方の歴史を知ってもらおうと11月6日、中宮キャンパスで「枚方の歴史」講座が開かれました。


▲淀川の三十石船とくらわんか舟もテーマになりました

 講座は、留学生と外大生の交流を深める活動に取り組むグループが計画しました。枚方市立枚方宿鍵屋資料館学芸員の片山正彦さんが「枚方宿『鍵屋』と淀川舟運」をテーマに講演しました。

 鍵屋は江戸時代の料理旅館で、現在は資料館として保存運営されています。片山さんは「枚方は江戸時代、京都と大阪を結ぶ京街道の宿場町として栄え、淀川の水運の中継地としてにぎわいました」と話し、三十石船や、三十石船の乗客に酒や食事を売ったくらわんか舟について説明しました。


▲留学生は英語に訳された解説を見ながら耳を傾けました

 片山さんは、江戸時代の「名所図会」などに描かれている枚方についてスライドで示したり、鍵屋が歌い込まれている三十石船唄や、十返舎一九の東海道中膝栗毛に描かれているくらわんか舟について紹介しました。

 普段、地元・枚方の歴史について触れる機会が少ない留学生たちは、興味深そうに耳を傾けていました。また、「三十石船唄のメロディーを聴くことができるのか」などと質問していました。


▲地元・枚方の歴史を十分に学べました


 
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