PBLの受講生が枚方市の伏見隆市長や市幹部に「ひらかたグローバルスクエアを創ろう」をテーマに政策提言しました

 行政や企業と協働して1年間かけて課題の解決に向けて企画や立案を行うPBL(課題解決型授業)の受講生が2月19日、枚方市の伏見隆市長や同市幹部らに「ひらかたグローバルスクエアを創ろう」をテーマに政策を提言しました。


▲伏見市長らに提言を発表する(左から)菅野さん、塩崎さん、川口さん

 PBLを通じて枚方市への政策を立案したのは、菅野千桜さん(外国語学部4年)、川口歩乃花さん、塩崎優衣さん(ともに英語国際学部3年)です。枚方市からは課題として「枚方市へのインバウンド増加の戦略」が示されました。3人は人見泰生講師の指導によるプロジェクトセミナーの授業で、アンケート調査や現地調査などを交えて1年間かけて政策をまとめました。


▲1年間の成果を伏見市長(手前)に発表しました

 調査の中で、枚方市を本拠にバレーボールVリーグで活躍する「パナソニック・パンサーズ」に着目しました。外大生約200人に調査した結果、7割弱がパンサーズを知らないと答えたましたが、そのうち75%が知りたいと答えていることから「新たなファン拡大の可能性がある」としました。公式インスタグラムのフォロワーの2割が東南アジアの人たちであることから、インバウンドを増加させる可能性は十分に高いとも指摘しました。


▲大学との連携やパンサーズのPRによるインバウンド拡大など提案は多岐に及びました

 また、枚方市には約2万人の大学生が在籍し、海外からの留学生が約700人いることから、留学生を含めた枚方市内の大学との連携で異文化交流の拠点がつくれないかと考えました。


▲市幹部からさまざまな質問がでました

 菅野さんらはさまざまな調査を踏まえたうえで、「新しい枚方市の魅力アップ戦略」として、京阪枚方市駅周辺に教育・交流・体験・環境を反映した拠点「ひらかたグローバルスクエア」の開設を提案しました。パンサーズをPRすることによるインバウンドの拡大や、大学生、留学生との連携で「新たなアクティビティーに昼間人口を回遊させる仕組みをつくれば、枚方市の魅力をさらにアップさせることができる」と訴えました。


▲枚方市の魅力をアップさせる拠点づくりを提言しました

 伏見市長は「大学や留学生と連携するとの提案はとても有意義だし、提言全体に豊かな発想を感じました。さまざまなヒントをいただいたので、ぜひ活かしていきたいと思います」と応えました。また市幹部からは「くらわんか茶椀づくり体験ができるような仕組みをとの話があったが、もっと具体的に聞きたい」「答えやすいアンケート調査の工夫を教えてほしい」といった質問が出ました。


▲伏見市長からは「とても有意義な提案ばかりでした」と言っていただきました

 
一覧を見る