枚方自動車教習所から講師を招いて、学友会本部が救命講習会を行いました

 枚方自動車教習所から講師を招いた、「救命講習会」が6月8日に中宮キャンパスの体育館で開かれました。学友会本部の主催で、クラブ・サークルの部員約30人が受講しました。

 夏にかけてクラブ・サークル活動などで部員が体調を崩しやすくなるため、救命が必要なときに適切な措置ができるようにと毎年講習会を行っています。

 
▲枚方自動車教習所から講師を招きました

 枚方自動車教習所の西川晃生さんと小林和史さんが講師役となり、「心肺停止すると1分ごとに救命率が7~10%ずつ下がり、心停止の約3分後から脳細胞にダメージが与えられます」と説明しました。そして「通報から救急車の到着まで約10分かかると言われています。救急車が到着するまでの、空白の7分間を皆さんの勇気で命をつないでください」と話しました。

 また、救命にはCABD「Courage(勇気をもって)」「Active(積極的に)」「Bystander(近くの人が)」「Do(行動する)」の心構えが大切ですと紹介しました。

 次に、5人1組となり訓練人形を用いて、胸骨圧迫を体験しました。胸骨圧迫では、両肘をまっすぐ伸ばし、手の付け根の部分に体重をかけ、真上から垂直に胸が約5㎝沈むまで圧迫します。1分間に100~120回の速いテンポで絶え間なく行う必要があり、受講生は30秒間の胸骨圧迫を体験しました。

 
▲胸骨圧迫は「強く・速く・絶え間なく」がポイントです

 AED(自動体外式除細動器)の使い方では、受講生代表として2組が実際にAEDを使ってみました。講師は「使い方は簡単で、音声案内で操作方法を教えてくれます。心電図も付いているので、電気ショックが”必要”か”必要ない”かも教えてくれます」と説明しました。

 
▲AEDの音声ガイダンスに従って使用しました

 英語国際学部の4年澤田直輝さんは「何度か救命講習会は受講していますが、実際に救命人形にやってみるというのが初めてでした。見るだけではなく実際に体験することが大切だなと改めて感じました」と話しました。

 また、外国語学部スペイン語学科の2年木内杏香さんは「AEDが袋に入っているところしか見たことがなかったのですが、実際に使ってみて複雑なことはなく簡単に誰でも使用できるものだなと感じました」と振り返りました。
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