大学院の10人が修士論文中間発表

 大学院の修士論文中間発表が1212日、中宮キャンパス7号館で行われた。博士前期課程2年生の10人が5人ずつ2教室に分かれ、それぞれ指導教員や大学院教員、大学院生、学部生を合わせた約30人を前に研究成果を発表した。発表者は言語文化専攻9人(うち留学生8人)と英語学専攻1人。


▲発表した10人(上段左から王晨野、黄雅倫、柏田敦子、段静宜、劉婧茹、下段左から徐潔琦、寥超、裴心潔、李逸群、山本菜美のみなさん)
 

 発表を前に、大庭幸男・大学院外国語学研究科長が「今年度から中間発表をすることになった。来年の提出まで頑張ってほしい。論文の内容にはまだ問題があるにしても、建設的なやる気が出るようなコメントをお願いしたい」とあいさつ。


▲あいさつする大庭幸男・大学院外国語学研究科長

 

さらに、「不正行為が発覚した場合、無効になるだけでなく、処罰の対象にもなるので十分注意してほしい」として、「修士論文作成における不正行為防止等のガイドライン」と題する文書を配って注意を促した。

 発表者は、持ち時間25分で事前に提出したA4版6ページ以内の資料をもとにパワーポイントなどを使って順番に発表を行った。続いて10分間の質疑応答があり、教員側から「中間発表では、80%ぐらいの出来のものが必要ではないか。結論に近い内容も示されるべきだ」「もう少しキーワードを絞って、共通点と相違点を明確にしてほしい」といった厳しい意見も出された。

▲修士論文発表会の模様

 発表者・専攻と研究テーマは次の通り(敬称略)

 王晨野(言語文化)「森鴎外研究」

 黄雅倫(言語文化)「夏目漱石研究」

 柏田敦子(言語文化)「異文化コミュニケーションのメカニズムの実証的研究」

 段静宜(言語文化)「植物に関する慣用表現の認知的日中対照研究」

 劉婧茹(言語文化)<「」「」「光」「只」と「だけ」「ばかり」「もっぱら」などの対照研究>

 徐潔琦(言語文化)<「創作ふりがな」に関する研究>

 寥超(言語文化)「日本四字熟語と中国成語の比較研究」

 裴心潔(言語文化)「日本語教育文法と日本語談話文法の違い」

 李逸群(言語文化)「川端康成研究」

 山本菜美(英語学)「中高生の発音指導の在り方について」

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