第4回 、5回 オープンキャンパス開催


▲ミストを通って続々会場へ
 
第4回、第5回オープンキャンパスが7月25,26両日に行われ、炎天下にそれぞれ約2500人、約3000人の参加者を迎えて開催された。2日間の参加者数は、前年を約250人上回った。中宮キャンパスでは両日とも午後から、参加者を乗せたバスが学研都市キャンパスへ次々と出発。2日間で前年比34%増の約1100人が学研を訪れた。

▲講堂が満席になったオープニング

◇オープニング
両日とも中宮・谷本記念講堂を中心に行われ、谷本義高・大学学長が英語キャリア学部と英語国際学部を中心に学部・学科の特徴を紹介。入試広報企画部の嶌岡忠彦次長が初めて行われるWeb出願のポイントを含め、2016年度の入試概要を説明した。在学生のメッセージで、25日はニューヨーク州立大オルバニー校に学位留学し、一時帰国中の岩永京子さん(英語キャリア学部4年)が会計士をめざして学んでいる様子を語った。26日は昨年1年間ノルウェー・オスロ大学にリベラルアーツ留学した池邊時乃さん(外国語学部英米語学科4年)が「夢を失わず、未来への一歩を踏み出して」と励ました。また、グリーンのTシャツを着た学研の学生たちも舞台から、「ぜひ、学研都市キャンパスへ」と呼びかけた。

◇体験授業
英語キャリア学部のY.ジョン准教授は、ボードにSubject(主語)として「human」と「non human」の分類を例示しながら大学の本格的な授業の一部をオール英語で紹介した。(25日)
 
英語国際学部の中村俊弘教授は「ようこそ中国語の世界へ」と題し、中国語の特徴などを講義した。「日本語と似た漢字を使うので、わかったという気持ちになりやすいが、発音はまったく違う」と落とし穴を指摘。「外国語を学ぶときは、大きな声を出すのが上達のコツ」と、参加者全員で簡単な中国語のあいさつの言葉を練習した。(25日)

外国語学部のM.K.ソシンスキー講師は、「L」と「R」など日本人が混同しやすい英語の発音について解説。白板に書いた10の単語に番号をつけ、読み上げた単語の番号を組み合わせ、生年月日や携帯電話の番号を答えてもらうユニークな授業を行い、参加者は興味深そうに取り組んでいた。(25日)
 


▲ユニークな授業で高校生をひきつけたソシンスキー講師

英語国際学部のマクリーン講師の体験授業は、映し出されたキャラクターを見た高校生が、キャラクターを見ていない隣の人に英語で特徴を説明し、キャラクターを描くという内容で、笑いが絶えなかった。(26日)

◇現役CAと
「本学OGの現役CA(客室乗務員)と話そう!」のコーナーが1号館のエアライン演習室で行われた。日本航空の山口愛結(あいか)さん(2010年外国語学部スペイン語学科卒)と小原千尋さん(2013年同英米語学科卒)が、今の仕事ぶりや「学生時代に頑張ったこと」などを紹介した。保護者から「どの学科がCAに合格しやすいのですか?」と問われて、山口さんが考え込むシーンも。このコーナーは、順番待ちができる人気ぶり。2人を囲んだ高校生らは「学生時代のTOEICは何点ぐらい?」「どんな試験があるの?」「休みは週に何日?」など、次々と質問を浴びせていた。


▲制服姿のCA2人が体験談を語った 
 
◇航空業界説明
立ち見も出るほどの約300人を前に、森川長俊・英語キャリア学部教授が業界の採用状況などを話した。また、現役CAの小原さんが森川教授とのトークに臨み、学生時代に力を注いだことなどを話した。(26日)
 
◇Web出願
来年度の入試から導入される「Web出願」の仕方を説明する教室も設けられた。専門の担当者が本学のホームページの「入試情報」から入っていく手順を、大きく画面を表示しながらわかりやすく解説した。
 
◇個別相談
学部学科やカリキュラム、就職などに関する参加者への個別相談コーナーには大勢の参加者が詰めかけ、担当者の話に熱心に聞き入った。開幕まで5年となった2020年東京オリンピック・パラリンピックののぼりも登場。五輪ムードを盛り上げた。


▲個別相談コーナーには東京五輪PRののぼりも

◇キャンパスツアー
グループごとに学生が引率し、国際交流センターから本館経由で図書館学術情報センターまで案内。学生が日頃のキャンパスライフについて紹介すると、参加した高校生たちは打ち解けた様子で質問していた。
 
◇学研都市キャンパスへ
25日は462人、26日は615人が学研へ。中宮からのバスが到着するたびに、参加者は人気の手作りパンと飲み物を手に取り、キャンパスツアーやイベントが行われている教室へ。グリーンのTシャツを着た学生のガイドぶりも手際よかった。

・留学体験談(留学ビフォーアフター)
▽中国語圏語学留学
1年次から留学を考えていたという国際言語学部4年、高野聡史君が中国・北京市の北方工業大学と北京語言大学へ計1年半留学した経験談を披露した。日本で報道される中国人像と留学先でふれあったフレンドリーな人々の印象との落差が大きかったことを紹介。欧米からの留学生が多く、日常生活で英語を使う機会が多く、英語力が大きく伸びたという。
 
▽英語圏語学留学
2年次の秋学期にカナダ・クイーンズ大学へ語学留学した国際言語学部4年、渡邉凌二君は「中東やアジアからの留学生と共に学んだ。初めは英語が通じないし、聞き取れない。悩んだが、ホストファミリーの助けもあって克服した」という。4カ月の留学中にコミュニケーション力が身に付き、英語力に自信がついたと話した。
 
・中国文化紹介フェア(本学孔子学院のイベント)
25日は京劇の「くま取り」づくり。参加者は白地の面にくま取りを下書きし、それに沿ってカラフルな絵の具で面を仕上げていった。
26日は中国の針灸学の第一人者、鄔継紅さんが「ツボと養生」をテーマに、自分でツボを押さえ健康作りをするコツを伝授した。鄔さんは北京中医薬大学教授で現在は兵庫医科大学医薬孔子学院の副院長。肩や目の間にある晴明(セイメイ)などのツボを次々と紹介。手の指やこぶしでたたいたり、押したりすることによって、健康や体調維持に効果があることを説明した。


▲京劇のくま取りに挑戦

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