スペイン語学科4年の蜂谷翔さんが、土光杯全日本青年弁論大会で優秀賞に輝きました

 第39回土光杯全日本青年弁論大会が1月7日、東京の日本プレスセンターホールで開かれ、外国語学部スペイン語学科4年の蜂谷翔さんが、「メリット、デメリットを超える『物語』を伝えたい」と題したスピーチで優秀賞のニッポン放送杯を受賞しました。また、入賞こそ逃しましたが、同学科4年の玉井麻尋さんも「和の精神」の演題で熱弁を振るいました。


▲土光杯全日本青年弁論大会で優秀賞に輝いた蜂谷翔さん

 土光杯全日本青年弁論大会は、行政改革に大きな足跡を残した故土光敏夫臨時行政調査会長の「行革の実行には若い力が必要」との呼びかけに応じ、フジサンケイグループが昭和60年に創設。日本の将来を担う若者の主張の場として毎年開催されており、今回のテーマは「激変する世界を生き抜く」でした。

 蜂谷さんは、所属するインターカレッジサークルで実施した全国の大学生に対するアンケート調査で、憲法への自衛隊明記に賛成するとの回答が8割を超えたことを紹介したうえで、日本を取り巻く国際情勢への理解が深まり、正しい歴史認識を持った学生が増えることで、改憲の意義も十分理解してもらえると話しました。

 また、自分の国が侵略されたら戦うか?との質問に、留学生のほぼ全員が「戦う」と答えたのに対し、日本人学生の9割近くが「逃げる」と答えた結果を取り上げ、日本人は個人レベルのメリット、デメリットでしか判断できないと指摘しました。

 そして、日本にも家族や祖国を守るために命をささげた人々の物語があり、その物語を学び先人の思いを受け継いで初めて、私たちは激変する世界を生き抜くことができると熱く語りました。

 蜂谷さんは、関西外大公認サークル「新日本文化研究会」を2年生の時に立ち上げ、日本人学生と外国人留学生がお互いの国の文化や歴史について話し合う活動をしています。今年度は「大学に通う意味」「歴史をなぜ学ぶのか」「SDGsについて」などをテーマに意見交換し、交流の輪を広げています。蜂谷さんは受賞を受け、「先人の物語を一人でも多くの学生に伝えていきたい」と話しました。

第39回土光杯全日本青年弁論大会の模様は、サイトでご覧いただけます。
一覧を見る