留学生と交流を深める外大生のグループ「Link-環-」が世界遺産の高野山を訪れて真言密教の世界に触れました

 日本の歴史や文化などを通じて留学生との交流を深める外大生のグループ「Link-環-」が10月14日、世界遺産の高野山を訪れて真言密教の世界に触れました。


▲根本大塔を訪ねました

 Linkのフィールドトリップは今回が3回目で、留学生と外大生計50人が参加しました。前日にはLinkのメンバーが留学生に、高野山や真言宗の歴史についてレクチャーし、事前学習を済ませました。


▲雨がパラつく天気でしたがしっかりと楽しめました

 あいにく雨がパラつく天気でしたが、奥の院や根本大塔、金剛峯寺、高野山デジタルミュージアムなとを訪ねました。留学生は、約1200年前に弘法大師空海が開祖した歴史や、真言密教の教えについて学びながら、真言宗の聖地を静かに巡りました。


▲真言宗の静かな聖地を巡り歩きました

 昼食には精進料理を味わい、宗教と食文化が深く関わっていることを認識したほか、参詣した印として受ける御朱印に関心を寄せていました。


▲精進料理を味わいました

 参加したある留学生は「留学生だけでは高野山は訪ねづらいので、フィールドトリップに参加できて良かったです。とても美しいところで仲間と共に楽しめました」と振り返りました。

 また「弘知法印御伝記(弘法大師の弟子の弘知法印の伝説)を歌舞伎で見て以来、真言宗の聖地を訪れたいと思っていました」と話す留学生もあり、「とても有意義でした」とフィールドトリップの成果を強調していました。


▲留学生も外大生も日本の歴史と文化に理解を深めました


 このほか、初めて留学生と交流したという外大生は「あまり話すことに自信がなかったけれど、今日は留学生とたくさん話すことができました。話すことに少しずつ自信をつけていこうと思いました」と話していました。

 
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