日本語や文化、食を通じて、日本の理解を深めようと米国・イーロン大学の学生が関西外大を訪れました

 海外協定校のイーロン大学(米国・ノースカロライナ州)の3〜4年生27人が1月15日と16日の2日間、Faculty-Led Programで関西外大を訪れ、日本語や日本食、日本文化を通して日本の理解を深めます。

 
▲日本への理解を深めようとイーロン大学の学生27人が本学を訪れました

 1日目は中宮キャンパスのキャンパスツアーを終えると、日本語教員養成課程を履修する外大生が講師役を務め、よく使う日本語会話と漢字を紹介しました。

 最初に「おはようございます」「すみません」といった簡単なあいさつを習い、ボードゲームで復習しました。また、日本のコンビニでの会話を練習しました。「温めますか?」「レジ袋はいりますか?」といった質問への答え方を学びました。

 
▲ボードゲームで習った日本語を復習しました

 その他にも、マクドナルドは関西弁では「マクド」標準語では「マック」といいますと方言を紹介し、学生からは「東京などに行くときは、標準語に切り替えて話しますか」と質問があがりました。

 
▲グループになって日本語会話を練習しました

 漢字の紹介では、象形文字から成り立つ「雨・月・日・木・目・森」を例として、「漢字には、物の形をかたどってできたものが多くあります」と紹介しました。意味と漢字が書かれた紙から自分の好きな言葉や漢字を選び、書道を体験しました。

 学生の中には「夢叶」と紙に書き、「Dream comes trueという意味になるのでこの漢字にしました」と自ら言葉を考えて紙に書きました。そのほかにも、自分の名前を漢字にして書いたり、漢字にお花の絵を付けたりと漢字と触れ合いました。

 
▲自分の名前を漢字にしたり、好きな漢字で書道をしました

 留学生と外大生が参加するイベントを運営している学生グループが、日本食で馴染みのある発酵食品と手巻きずしについてプレゼンテーションを行いました。

 「みそ・豆腐・しょうゆ」は大豆を発酵して作られており、「発酵食品を食べると消化を助け、免疫力も向上し、お肌にも良いです」と紹介しました。手巻きずしの紹介では、日本では祝い事のときに、家族で手巻きずしを作りますと話し、少人数グループに分かれてイーロン大学の学生に手巻きずしの作り方を教えました。

 
▲外大生が手巻きずしの作り方を教えました

 手巻きずし作りでは、マグロやサーモン、卵、キュウリ、大葉、アボカド、ツナ、コーンレタスなどが用意され、自分の好きな組み合わせを見つけ手巻きずしを作りました。また、発酵食品のみそ汁と納豆も用意しました。興味を持った学生が恐る恐る口にし、少し顔をしかめながらも「納豆が好きになりました」と話す学生もいました。

 
▲きゅうりとアボカド、マグロの組み合わせが人気でした

 イーロン大学のジャクソンさんは「習字や手巻きずし、発酵食品の体験などすべて初めての体験でとても刺激的です」と1日目を振り返りました。2日目は、御殿山キャンパス・グローバルタウンで日本についての講義を受け、日本への理解をさらに深めます。
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