留学生と外大生が自作のオリジナル御朱印帳を手に「御朱印トリップ」で京都・東山の寺院を巡りました

 フィールドトリップを通じて留学生と外大生の交流に取り組む外大生のグループ「Link-環-」が5月19日、自作のオリジナル御朱印帳を手に「御朱印トリップ」で京都・東山の寺院を巡りました。


▲時の経つのを忘れてしまいそうです

 Link は5月15日、御殿山キャンパス・グローバルタウンで留学生と外大生の活動を繰り広げているグループ「グローバル・イノベーション・プログラム(GIP)」と合同で、オリジナルの御朱印帳づくりを行いました。そこで制作した御朱印帳を手に京都の寺院を参拝しようと、この日、豊国神社や智積院、三十三間堂(いずれも東山区)などを訪ねました。


▲自作のオリジナル御朱印帳を手に京都を訪れました

 豊臣秀吉を祭る豊国神社に参拝する際には、神社への参拝の方法を参加者で復習しながら境内に入りました。宝物館には秀吉ゆかりの甲冑や屏風、信書などが展示されており、台湾からの留学生は信書を解読しようと懸命に漢字を読み込んでいました。


▲参拝の手順を何回も確かめました

 真言宗智山派の総本山智積院では、金堂に参拝した後、利休好みの庭園として名高い名勝庭園で静かな時間を過ごしました。新緑があふれる庭園をしばし眺めながら、「日本庭園のどのようなところが興味深いか」と話し合いました。


▲新緑あふれる庭園を前に静かな時間を過ごしました

 また三十三間堂では、全長120メートルの本堂に1001体安置されている千体千手観音立像を拝観しました。千体の観音立像が並ぶ壮観にしばし心を奪われました。立像の足元を見ていたある留学生は「子どものころ、親と一緒に球場に行った時の感覚に似ている」と感想を漏らしていました。


▲京都・東山の寺院を巡りすっかりリラックスできました

 ある留学生は「名勝庭園は私をリラックスさせて落ち着かせてくれました。絶対に再訪すると思います」と話していました。また参加した外大生は「留学生と知り合いになれて、まだ訪ねたことがない寺院を巡ることができて、充実した時間を過ごせました」と振り返っていました。

 スタッフの辻英恵さん(英語国際学部3年)は「今回は参加人数が多くなかったので、参加者同士の仲がいつも以上に深まり、より楽しんでいる様子でした。これからも日本の美しさを体感できる活動に力を入れたいです」と話していました。
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