昼休みの円形ステージで自転車の安全運転講習会


▲寸劇で自転車の安全運転を訴える

増加する自転車事故の防止と電車内の痴漢対策を呼びかける講習会が10月3日の昼休み、中宮キャンパスの円形ステージで開かれた。枚方、交野、寝屋川の3警察署と大阪府警鉄道警察隊の協力で実施。寸劇を取り入れながら、集まった学生たちに注意を促した。
 
大阪では自転車の絡む交通事故が増加傾向で、死亡事故も後を絶たない。これから年末にかけて事故が増えるという。
 

▲自転車でも、悪質な交通違反は罰金刑の対象となり「前科」として残ることも

初めに寸劇を上演。女性警察官が自転車に乗った女子大生に扮し、赤信号を無視して交差点に入ったところで、取り締まりの警察官に呼び止められ、「交通切符」を交付されたというもの。自転車でも「信号無視」や「2人乗り」など悪質な交通違反には、刑事処分の対象となる「交通切符」が交付されると説明。起訴されると罰金刑などが科せられ、「前科」として残るので注意が必要と強調した。
 

▲傘さし運転はバランスを崩しがち

また、スマートフォンや傘を片手に持った片手運転を、警察官と学生がそれぞれ実演。バランスを崩す場面もあり、いかに危険かを見せつけた。
 
この後、鉄道警察隊による電車内での痴漢対策。電車内で痴漢に遭った際には、カバンなどで防ぐほか、「迷惑している」とはっきり意思表示するよう呼びかけた。また、泣き寝入りせず、駅の係員や警察に届けることも重要と訴えた。
 

▲電車内で痴漢に遭った際の対処法をパネルで表示

このほか、▽夜歩く時は暗い道を避け、明るい道を通る▽スマートフォンを操作しながらの歩行はやめる▽いざという時のために防犯ブザーを携帯する――などの注意もあった。


▲学生たちにティッシュを配り啓発
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