新入生歓迎祭、中宮と学研都市両キャンパスで同時に開催。雨をものともせずにクラブデモやゲーム


▲新入生と部員の熱気にあふれた 中宮キャンパスの勧誘ブース 

入学したばかりの新入生が活動したいクラブ・サークルを見つけられるよう4月5日、新入生歓迎祭が中宮・学研都市の両キャンパスで行われた。あいにくの雨にもかかわらず、熱心な勧誘やクラブデモで、キャンパスは一日中にぎわった。

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中宮キャンパスのテーマは「Go 4 it! ~描け君のストーリー~」。2階まで満席の谷本記念講堂で開催式が行われた。はじめに、学生部長の石濱昌宏・外国語学部教授が「クラブ活動を通じて生身の人間関係を作り、大学生活の充実につなげて」と語りかけた。学生部委員の紹介後、新入生歓迎祭実行委員長の木本健太君(外国語学部英米語学科4年)が、「自分にぴったりのクラブ・サークルを見つけて実りある大学生活を送ってください」と呼びかけた。


▲教室からあふれるほどの新入生が詰めかけた 競技ダンス部のデモ 


▲1段目:ボクシング部をアピールする留学生部員(左)/「○○度」で実行委員とクラブをまわる新入生(右) 
 2段目:ビッグバンドで演奏 JAZZ研究会 BEATs / ポーズを決める新入生と先輩部員

講堂では引き続き、FBS放送局の司会でクラブ・サークルの紹介が行われた。第1部は19団体、第2部は22団体の代表が、自作の映像を流したり、コントで笑わせたりと個性豊かにアピール。吹奏楽部の演奏やチアリーダー部の演技も会場を盛り上げた。

1号館から2号館にかけて設置された58の勧誘ブースでは、トロフィーや賞状を飾って実績を示したり、写真や映像を見せて活動内容を紹介したりと、新入生への説明に熱が入った。今年初となる実行委員とブースをまわるツアー「〇〇旅~あなたの探し物ありますよ~」も行われ、新入生は先輩の誘導でブースを次々と訪れた。

円形ステージと2号館の各教室では、音楽やダンスのライブ、作品の展示などが行われた。ダンスサークル「Body2 ↙」や競技ダンス部には、教室からあふれるほどの学生が集まり熱気に包まれた。フラメンコ部「Anda Jaleo」ではフラメンコの披露に加え、衣装や小物をつけて記念撮影できるコーナーを設けた。新入生は色とりどりのドレスの中から気に入ったものに袖を通し笑顔を見せた。

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学研都市キャンパスで行われたウエルカムパーティーのテーマは「穂な行こか~ to the next stage~」。新入生が2グループに分かれて、午前10時から講堂と、各教室でのSSM(シニア・ステューデント・メンター=1、2年生対象の相談学生)によるお楽しみゲームを交互に楽しんだ。

講堂先行組の約300人には、谷本榮子理事長がはじめにあいさつ。「本学は今年創立70年を迎えるが、学研都市キャンパスはアットホームな(草創期の)雰囲気を脈々と受け継ぐ本学のルーツです。初心を忘れずに、有意義な4年間を過ごしてください」と激励した。このあと、新歓祭実行委員会の峯天馬委員長が歓迎のあいさつ。学研キャンパスの3大イベントなどの説明、運営する体育会、文化会、学生会の役員らの紹介があった。

硬い気分がほぐれたのがこのあとのゲーム「魔女の宅急ビンゴ」。新入生は舞台の大画面で一人ずつ示された体育会など3つの会の役員約30人の愛称を16のビンゴマスに書き込み。学生会役員の大谷麻里菜さんと菖蒲田和美さんのテンポのいい司会で抽選箱から名前の書いた紙片が取り上げられると徐々にヒートアップ。同時3人がビンゴを成立させると、ジャンケン決戦となった。その結果、1等賞品「ウオークマン」を勝ち取った中原絢斗(けんと)君は「うれしい」と笑顔がこぼれた。このほかホットプレート、USBメモリーなどの多数の賞品が贈られた。


▲盛上がる学研都市キャンパスのビンゴ(下は1等賞品を受け取る中原君=左)

一方、SSMによるゲームでは7つの教室に新入生約40人ずつが入った。キャンパス内の図書館のルールやコンビニの位置などをクイズ形式で理解してもらったり、ゲームをしながら新しい友人づくりのきっかけを提供したりした。SSM約20人が入念に準備。各教室には複数が入り、ピンクのジャンパー姿で受け持った。4年の愛敬花伶(あいきょう・かりん)さんと3年の吉田佳菜子さんが担当した教室では、二人が緊張気味の新入生に優しく声をかけながら、自己紹介を促し、リラックスさせていた。どの教室もゲームが始まると、新入生の笑い顔が目立ち始め、6人が輪になって適当に両手をつないで、入り組んだ手を解いていく「人間知恵の輪」では、すっかり仲間同士の力の入れようだった。

昼食時には、留学に行ったSSMが別の教室で留学相談会を開いた。また、各クラブ・同好会のうち「セパタクロー同好会」のメンバーはPR用の紙を手に食堂のテーブル一つずつを回りながら、熱心に入会勧誘を行っていた。

強い雨が降りしきっていたので、恒例の満開のサクラの下でのクラブ勧誘は、体育館下のピロティに移った。各クラブ・同好会は机を並べて、呼び込みに懸命。好きなイベントを企画して実行する「イベント系投資部」(高城雄志郎部長、9人)では、話術滑らかな部員が身振り手振りで「好きなことを思いついたら、みんなで相談して実行可能イベントにしていくのが面白い」などを売り込んでいた。他のクラブのメンバーも負けず声を張り上げていた。


▲クラブデモで伸びやかに踊る「フラダンスサークル」 

午後2時から講堂ではクラブデモの開始。体育会、文化会の約20のクラブや同好会が次々と舞台で妙技や持ち味をなどを披露した。このうち、昨秋からサークル活動を始めたばかりという「フラダンスサークル」はメンバー5人のうち2人は留学中で、3年の藤田彩伽部長ら3人が「グリーンローズフラ」を実演。カナダ留学中に面白いと感じて結成に立ち上がったという3年の竹内絢香さんと、2年の三田久留己(くるみ)さんも軽快な振りを披露。会場からの大きな拍手を誘っていた。

このほか、通訳ガイド部や陸上競技部からダンス部まで分刻みで登場し、それぞれアピールしていた。

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