海外からの留学生が枚方市立中宮中学校を訪れて1年生と交流を深めました

 外大の海外留学生が3月6日、枚方市立中宮中学校を訪れて1年生と交流を深めました。留学生たちは1年生が英語版で制作した枚方ガイドマップを紹介してもらったほか、授業やクラブ活動を見学して日本の中学校生活に触れました。


▲中宮中学校の1年生の皆さんと交流を深めました

 中宮中学校を訪れたのは留学生17人で、5限目の授業を見学した後、ガイドマップを紹介する交流会に参加し、放課後のクラブ活動を見学しました。

 授業の見学では、木製のアタッシュケースを製作する技術・家庭科の実習のほか、英語や国語の教室を訪れました。自己紹介がテーマだった英語の授業では、中学生から「なぜ日本に来たのですか?」と質問が出ました。留学生は日本語を交えながら「日本の文化について学びたかったから」「日本で英語を教えたいから」などと答えていました。


▲国語や英語の授業を参観しました

 枚方ガイドマップを紹介する交流会は4つのグループに分かれて、中学生が自分たちで仕上げたマップを説明しました。タブレットやスマホを使って地元のお勧めのお店や公園、施設などを紹介しました。


▲中学生が作成したガイドマップを使ってコミュニケーションが進みました

 お店の紹介の中で、中学生から「日本の食べ物で好きなものは何ですか?」と問い掛けがあり、留学生はそれぞれ「納豆」「お好み焼き」などと答えていました。続いて、「みなさんの国のお勧めの食べ物は何ですか?」と質問が飛び出しました。米国からの留学生は「サワ―クラウドがお勧めです」、ニュージーランドからの留学生は「マーマイトがおいしいですよ」と笑顔で答えていました。


▲時折日本語も交えながら交流を深めました


▲話題は地元のお勧めの場所から好きな日本の食べ物や日本の行きたいところへと広がりました

 続いて放課後のクラブ活動を見学しました。茶華道部では畳に正座してお点前を体験したほか、美術部では作品づくりを見学、バスケットボール部やテニス部の練習も見て回りました。


▲茶華道部のお点前を体験しました


▲美術部の作品作りを見学しました

 日本の学校を訪れたのは初めてという米国の留学生、ジャクソンさんは「中学生は少し恥ずかしがっていましたが、いっしょに話し始めると上手に英語を話してくれるようになりました」と振り返り「米国には学校のクラブ活動がないので、茶道部やテニス部、美術部などの活動がすばらしかった。また訪れてみたいです」と話していました。

 また、台湾からの留学生、ハウ・ウェンさんは「みなさん、とても礼儀正しかったです。また、台湾では恥ずかしがってなかなか英語をしゃべらないですが、積極的に英語を話していました」と言い「たくさんのクラブ活動があってすばらしい。科学や芸術、スポーツなどの課外活動を大切にしていることが分かって良かったです」と話していました。

 
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