IEPでスペイン語のライティング講座 現地メディアで記事紹介

 学生主体のオンライン国際交流プログラム「Intercultural Engagement Program (IEP)」の取り組みで、5月8日から2週間かけて行われた「スペイン語での文章の書き方講座」にスペイン語学科生12人が参加しました。
 IEPのSpanish Learning Teamの学生らが企画し、参加した外大生は、4つのグループに分かれ、コルドバ大学(アルゼンチン)とモンテレイ工科大学(メキシコ)の留学生からスペイン語の表現方法を学び、日本文化に関する記事を作成しました。

​ 最終日の5月22日には発表会が行われ、冒頭、チームリーダーの野本綾里さん(スペイン語学科4年生)と髙木萌加さん(同3年生)が、記事の構成や発表時の発音など評価基準や発表時のルールを説明しました。各チーム、作成した記事を画面共有しながらプレゼンテーションを行いました。

4チームの記事タイトル
・¡Gacha tiene muchos sueños! (ガチャガチャにはたくさんの夢が詰まっている!)
“El día de CERO de BASURA” La cultura japonesa de limpieza. (ごみゼロの日:日本の美化活動について)
・¿Quieres la galleta más dura de Japón? (日本一固いクッキーはいかが?)
・Fiesta budista de los difuntos en Japón (お盆:日本での霊を祀る仏教行事)



▲評価項目や発表会のルールを説明するチームリーダー

▲参加者が画面共有しながら、工夫を凝らして発表する様子

 各チームの発表後、コルドバ大学の学生 ラウタロ・ミゲルさんとチームリーダーの渡辺隆太郎さん(スペイン語学科4年生)の評価により、「¿Quieres la galleta más dura de Japón?」(日本一固いクッキーはいかが?)が最優秀賞に選ばれました。同記事は、忍者の里・伊賀で今も愛される「かた焼き」という名物菓子の紹介に加えて、なぜ忍者が好んで食したのかについてまとめられたものでした。


▲審査員を務めたラウタロ・ミゲルさん(左側)と、各チームのメンターを務めた留学生(右側)

 イベントに参加した学生は「学年の違う仲間や留学生とコミュニケーションが取れて、有意義な2週間だった」「スペイン語圏の留学生から直接記事の内容やスペイン語のフレーズについて教われたことは、貴重な経験になった」と話していました。
 今回、学生らが作成した記事は完成度が高く、日本文化を発信する素晴らしい内容であると評価され、ラウタロさんが立ち上げたアルゼンチンのメディアサイトに掲載される予定です。
 
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