教育課程とカリキュラム(2021年度以前入学生)

教育目標

英語のプロを育成

徹底したカリキュラムを効果的に学習することで、国際公用語である"英語"を自在に操る能力を育成します。コミュニケーションのツールとして、在学中に必要とされる英語運用能力の到達目標はTOEFL 550点(iBT80点)以上、TOEIC 730点以上とし、国際的な分野にも通用する"たしかな英語力"を養います。

英語 + α

学生のニーズにあわせ、「国際関係コース」「国際文化コース」「言語コース」の3コースを設定。単に英語を修得するだけでなく、外国語に関連するグローバルで専門性の高い教養を身につけます。英語やスペイン語で授業を行う科目も多数用意し、"外国語で学ぶ"教育にも力を入れています。また、他言語として世界16カ国語を開講。その他、教養科目も充実しています。国際社会に求められる知識を多方面から学習することで、卒業後の進路をみすえた"英語+α"の能力を養います。

世界を舞台に学ぶ

本学の留学ネットワークは、世界55カ国・地域395大学にのぼり、さまざまな国で興味のある分野を学習することができます。海外へ派遣する学生数は例年約1,900人。目的に応じた多彩なプログラムを揃えています。学内で鍛えた語学力を海外でさらに磨き、異文化交流による幅広い国際観を身につけます。

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4年間の学びとキャリアイメージ

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3つのコース

国際関係コース

国際的なバランス感覚を身につける / 国際関係の専門領域を学ぶ

国際関係の専門領域を学習し、国際的なバランス感覚を身につけることにより、国際舞台で活躍できる人材を育成します。
国際関係コースは、社会をグローバルな視点から見つめ、これに関わる国際社会の仕組みを理論的に学ぶコースです。
国際的な企業や機関において働くために必要な知識や理論とともに、ビジネスに関する理論と実践も学びます。基礎科目としては、国際関係論や経営・経済学を学習します。
社会科学に関する知識と理論を学ぶこのコースは、国際的なキャリアを目指す学生に適しています。

国際文化コース

地域から世界を学ぶ / グローバルな視野を身につける

地域研究の観点から世界へアプローチし、グローバルな視野を身につけた人材を育成します。
国際文化コースは、国際社会において、英語やスペイン語を駆使するために必要となる、世界の様々な地域の文化や社会のしくみを学ぶコースです。
留学を目指す学生に適したコースでもあり、留学の準備教育として、授業がすべて英語によって行われる科目が多数用意されています。
多文化・多言語社会におけるキャリアや、国際的な企業や機関でのキャリアなど、幅広い分野でのキャリアを目指す学生に適しています。

言語コース

語学スキルを伸ばす / 言語や文学の専門領域を学ぶ

高度で実践的な言語運用能力を身につけ、言語や文学の専門領域を探求できる人材を育成します。
言語コースは、英語やスペイン語の「読む」「書く」「聞く」「話す」という4つの実践的な技能に加え、それぞれの言語をさらに深く学問的に学ぶコースです。
多文化共生社会やビジネスシーンにおいて英語やスペイン語を自在に使いこなすために必要な技能を修得するととにも、言語の仕組みや使い方に関する理論を学びます。
通訳者や翻訳者、英語教員、日本語教師、スペイン語教員など、英語やスペイン語を生かしたキャリアを目指す学生や言語を極めたい学生に適しています。

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カリキュラムの特徴

英語で学ぶ 生きた語学教育

英語学習の基礎となる4技能「読む、書く、聞く、話す」を育成するためのコア必修科目は、全クラスで少人数制を導入。1クラス25人程度を基本としています。さらに学習習熟度別にクラス編成を行い、学習効果の向上を図っています。

コア必修科目では、Content-based Approachという教授法を用いて幅広い教養と実践的な英語運用能力を養います。具体的には時事問題や環境問題、歴史、宗教、文学などの幅広い分野に関するニュース記事や論文、映像教材を使用します。

1年次で英語の基礎的な学力を身につけ、2年次でさらに実践的に学習することにより、主に2年間で高度な英語力の修得を目指します。

専門コースで学ぶ

「国際関係コース」「国際文化コース」「言語コース」のコース選択については、入学時は仮登録とし、1年次終了時に各自の進路をみすえて1つのコースを選択します。2年次〜4年次にかけて、それぞれの学習目標に応じ、各コースの専門分野を学習します。

コースごとに"コース指定科目"を設けていますが、より多くの学生が幅広い教養を学習できるよう他コースの科目も履修可能としており、柔軟な履修環境を整えています。

4年次には、専門分野の集大成として、担当教員の指導を受けながら自ら研究を進める国際関係卒業研究、国際文化卒業研究、言語文化卒業研究を設定。各コースで学んだ教養の総仕上げとして位置付けています。

教養教育の充実

本学部で学べる分野は語学だけではありません。専門教育とは別にコース共通の科目として、幅広い知識や教養を学ぶことができます。論理的思考力を養成する「数と論理 入門」は必修科目とし、選択科目には、憲法・政治学・心理学・環境科学・スポーツ健康科学などがあります。

これらの科目は、所属するコースにとらわれず、外国語学部の全ての学生が履修し学習することができます。

企業や官公庁での就労体験によるインターンシップや、社会貢献として大学外で行うボランティア活動などの実績を評価し、単位を認定する科目もコース共通科目として位置付けています。

科目の特性と単位制

各授業はセメスター制を採用しており、授業科目は春学期または秋学期の各学期をもって完結します。授業時間は1時限90分で、例えば4単位の講義科目であれば、90分の授業が週2回行われます。また、コア必修科目をはじめとする演習科目では、2単位で週2回の授業が行われ、単位の実質化を図っています。

  • コア必修科目 : 英語の基礎となる4技能および思考力・表現力・リサーチ力を養成する科目
  • コース科目 : 進路に特化した各コースの分野に関する専門知識を養成する科目
  • コース共通科目 : 幅広い教養を養成するための科目

英米語学科の卒業所要単位

卒業するために必要な総単位数は124単位です。そのうち、コア必修科目24単位、各自が選択したコースのコース科目から60単位(コース指定科目含む)の修得が必要です。残りの40単位はコース科目(他コース含む)・コース共通科目(必修科目含む)から修得します。

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Super IES プログラム

Super IES プログラムは、英語運用能力を徹底的に鍛え、専門分野を学ぶ留学に向けた効果的な準備を行う、本学独自の英語教育プログラムです。

英米語学科のSuper IES プログラムでは、海外協定大学と協働で開発した3つのプログラムがあります。留学を想定して習熟度別に構成されています。ダブル・ディグリー留学、2カ国留学、リベラルアーツ留学などの専門科目を学ぶ留学に十分対応しうる高度な英語力とアカデミックスキルを身に付けます。英米語学科のコース科目と関連したContent-based Approachという内容中心教授法により留学中に学修する分野の基礎知識も修得します。

学修プロセス

プログラム名称 授業回数
関西外大&アラバマ大学IESプログラム 週12回(1回90分)
関西外大&アデレード大学IESプログラム 週12回(1回90分)
関西外大&ハンバー大学IESプログラム 週12回(1回90分)

協働開発する海外協定大学は、追加・変更することがあります。

時間割例

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履修モデル

1年次春学期の時間割例