関西外大ルネサンス 2009
建学の理念と外大ビジョン・6つの柱
関西外国語大学の始まりは、昭和20年秋、つまり敗戦の年の11月、
大阪市東住吉区に呱々の声を上げた「谷本英学院」にさかのぼります。
創立者は、戦後日本の復興と国際社会への復帰を「外国語教育」に託しました。
その思いはやがて、国際人の育成と実学重視を謳う「建学の理念」に結実し、
本学の過去、現在、未来をつなぐ行動原理となっています。そして、21世紀――。
わたしたちは建学の理念に加えて、「外大ビジョン・6つの柱」を策定し、新たな地平をめざします。
建学の理念
・国際社会に貢献する豊かな教養を備えた人材の育成
・公正な世界観に基づき、時代と社会の要請に応えていく実学
外大ビジョン・6つの柱
1. 国際通用力を保証する言語教育の実践拠点
2. 高度な専門職業人育成へのアプローチ
3. 国際人にふさわしい人間力の涵養と全人教育の推進
4. 「キャンパスは"ちきゅう"」〜 学びのフィールドを広げ、深める
5. 地域はパートナー 〜「グローカリズム」の実践
6. 大学力の強化と充実 〜 力強い未来のために
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関西外大人行動憲章
学の研鑽 | わたしたちは、専門の語学、言語はもとより、多様な学問分野において常に研鑽を積み、知識基盤社会の構築、発展に寄与します。 |
国際人としての自覚 | わたしたちは、地球社会の一員であることを常に自覚し、異なる文化の尊重と共存、相互理解を推進します。 |
国際貢献 | わたしたちは、国際社会の平和と安全、繁栄と共生に向け、地球規模の課題克服に取り組みます。 |
人間力の涵養 | わたしたちは、個としての健全なる自我の確立とともに、社会的存在として全人的な資質の向上を図ります。 |
地域参画 | わたしたちは、自らの知識や能力、ならびに大学の教育資源を生かし、拠って立つ地域の文化的、教育的発展に貢献します。 |
関西外大ルネサンス 2009 整備事業(施設)
期別 | 実施内容 |
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第1期 | ・穂谷第2国際交流セミナーハウス 建築 ・着工 平成22年9月 ・竣工 平成23年8月 (地上5階、RC造 | 5,458.17㎡) |
第2期 | ・インターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)建築 ・着工 平成23年7月 ・竣工 平成24年7月 (地上4階地下1階、SRC造 | 9,233.17㎡) |
第3期 | ・中宮キャンパス新教室棟 7号館 建築 ・着工 平成24年7月 ・竣工 平成25年8月 (地上4階地下1階、RC造 | 11,026.35㎡) |
第4期 | ・ICC隣接地駐車場・ブリッジ 建築 ・着工 平成24年8月 ・竣工 平成24年12月 (S造 | L : 54.4m W : 3.8m 他) |
第5期 | ・エアライン、ホテル演習室 整備 ・着工 平成24年8月 ・竣工 平成24年9月 (206.77㎡ 改造) |
第6期 | ・中宮 図書館学術情報センター3階 改造 ・着工 平成25年1月 ・竣工 平成25年3月 (638.2㎡ 他) |
第7期 | ・中宮 西門 拡張・整備 ・着工 平成26年2月 ・竣工 平成26年3月 (W : 16.60m 他) |
第8期 | ・中宮 バイク専用駐車場 太陽光発電システム 整備 ・着工 平成27年2月 ・竣工 平成27年3月 (レネソーラ製 48kW 太陽電池多結晶モジュール | 250W×192枚) |
第9期 | ・中宮ラーニングコモンズ整備 ・着工 平成28年1月 ・竣工 平成28年3月 (中宮図書館2階及び3階 学びのアクセス広場 | 延床面積:1,060㎡) |
第10期 | ・御殿山キャンパス・グローバルタウン新築 ・着工 平成28年5月 ・竣工 平成29年12月 (地上6階建他 RC、SRC、S造 | 延床面積:57,352㎡) |
第11期 | ・中宮陸上競技場新設 ・着工 平成30年6月 ・竣工 平成30年12月 (敷地面積:10,137㎡、333mウッドチップトラック ロングパイル フィールド、鉄棒等) |
第12期 | ・中宮西ブリッジ新設 ・着工 平成30年8月 ・竣工 平成31年1月 (S、RC造 | L:70.9m W:3.3m 他) |
<外大ルネサンス 2009>
ルネサンスは、「再生」、つまり「新たな誕生」を意味するフランス語です。全ヨーロッパに波及したルネサンスは文学、美術に限らず、広く文化の諸領域において清新な機運を引き起こし、「人間中心の近代文化への転換の端緒」(広辞苑)ともなりました。
現代も変化の激しい時代です。これまでの価値観や行動基準が大きく揺らぎ、あらゆる分野で不透明感が増しています。大学の世界も同じです。既成の概念や枠組みにとらわれていては、「確かなあす」は見えてきません。大学全体に改革のメスを入れ、自らの手で、自らの未来を切り拓く事が求められます。
外大ルネサンス———。私たちは、かつての西欧のルネサンスに倣い、清新で闊達な機運に満ちた大学づくりをめざします。