KANSAI GAIDAI UNIVERSITY
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高校生向けWEBマガジン

環境問題を解決したい。就職活動を通して見つけた人生の軸とは

あなたの夢・目標は何ですか?

 私の夢は「環境問題を解決し、次世代の人々が安心して暮らせる環境づくりをすること」です。アメリカ留学中、動物性の食品を口にしないというビーガンやベジタリアンの友人との出会いをきっかけに、牛や豚などの動物性食品の生産がオゾン層の破壊につながっていることを知りました。自分の環境問題に対する意識の低さを実感し、日本人だからこそできる地球環境保護の取り組みをしたいと思うようになりました。そして、たどり着いたのが、小売業界です。就職先の企業では店頭で回収されたペットボトルを再利用する「完全循環型ペットボトル」という取り組みが実施されています。しかし、国内で導入されているのは東京都内の数カ所のみです。日本全国に拡大し、環境問題への関心を持ってもらいたいです。

アメリカで参加したボランティア活動、ワークアウェイにて
留学先のアメリカで

コロナ禍の就職活動をどのように乗り越えましたか?

 「環境問題を解決したい」という軸を最後まで貫き、乗り越えることができました。客室乗務員になることを志して関西外大に入学しました。しかし、新型コロナウイルスの影響により断念せざるを得なくなり、悔しい気持ちが残りました。なかなか前に進むことができなかった時に心の支えとなったのが、同じ夢を持つ仲間の存在でした。

エアライン講座で出会った仲間と

 客室乗務員をめざしていた時も、バイオジェット燃料を使用したフライトや、お客様からいただいた衣服を再利用して燃料に変えるなど、エコフライトに携わりたいという目標がありました。航空業界から進む道を変えることになりましたが、「環境問題を解決したい」という思いがあったので、それを実現できる企業に進むことが出来ました。目先のことだけを考えるのではなく、数年後、数十年後を見据えることで、本当に自分がしたいことを見つけることができると思います。

就職活動を振り返って後輩へメッセージをお願いします。

 自分の軸を見つけてみてください。常に物事を「自分ごと」として捉えることが必要です。就職活動では、今までの人生で最も自分自身と向き合うことにとなると思います。自分の過去を振り返り、結果も大切ですが、その過程でなぜ自分はその行動を取ったのか、自分自身に問いかけて欲しいです。

 就職活動中、稲盛和夫著『生き方』に感銘を受けました。夢を叶えるには、今日という一日を懸命に生き、日々、自分自身を磨くことのできる人であるというメッセージが込められられています。

 「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」。先行きが見えない時代だからこそ、自分の「考え方」や「軸」をしっかりと持ち、夢や目標に向かって前向きに取り組むことが人生における成功の鍵だと思います。